冒頭から【クォン・サンウ】の捨て身の挑戦だと分かる題材であります。 てんで、カッコよくないチンピラ風情の役柄なんです。しかも殴られ役専門で、超ダサいといっても過言ではない出だしです。
これだけのスターがこんなにカッコ悪い役柄を選ぶのは何かあるなあとほくそ笑むと同時に彼の勇気を讃えたい。恐らく今までのイメージを一新したかったんだろうなあ、、。
それは彼の病名が無痛感症であり、しかも交通事故で一人生き残ったせいでもあると後で告げられる。一方、ふとしたことで同棲することになった女はこれも難病である血友病であった。そういう二人が寄り添う恋愛ものなんですが、、。
後半はなんでこうなるの?と不思議な展開でした。ラストの悲劇作りのためにああいう設定をしたかのような無理強いが感じられ少々開いた口が塞がらない、と言った状態でした。
でもこれはファンの受け止め方次第で違ってくるでしょうし、あくまでサンウファンは思い切り涙を流すでしょうし、ただ普通に映画を見ている吾輩はただただ落ち着かなかっただけであります。相手役の【チョン・リョウォン】ははっと覚めるような美女ですし、なかなか見栄えがいい。そこは許します。
でも、例えば病気同士の恋愛ものでしたら、色は多少変われど『オアシス』のような名作も生まれるわけで、もうちょっと本物の恋愛を描いてもらいたいたいと思うわけです。
いやあ、こんなこと書いてちゃサンウファンに怒られそうですね。
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