誰にでも輝く瞬間はある。あった。そしてやはりそれは高校生時代が一番多いのではなかろうか。その時からすでに数十年を過ぎてしまっている僕がまさかこの映画を見て青春を思い起こしてしまうなんて、、。
そう、この映画にはチカラがある。青春を超えあくせく毎日を過ごしている7人のクラスメートたち。彼らは当時みんな同じものを見、同じ方向を見つめていた。そんな経験はやはり若い時にしか訪れない。
25年経っても、一度背起こしすればすればいつでも当時に戻れるものなのだ。何故なら青春とは気持ち次第でいつでもそのときに戻って行く。過ぎ去ったものだと影さえ追わない人もいれば、この映画のように体をぶつけ合って何かをもぎ取ろうとする人たちもいる。そんな生の青春の姿。
映画テク的にはまだまだ粗さも感じるし、最後の遺言話なんかもちょっとやり過ぎの感じはある。けれど、映像の14人の少女たちと2人の少年が彼らの人生の中で青春を駆け巡ったそのとき、同時に僕たちも彼らに同化し、青春にどっぷりと浸かっている、、。
この年になってまさか青春を感得することが出来たなんて、やはり映画の力は強いと思いました。決して秀作と言える映画ではないけれど、そのパワーには並々ならぬものがあります。この映画を見た感動はしばらく忘れないであろうと思う。
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