印象派の立役者であるが、意外と地味なピサロの展示会が神戸で開かれている。僕は印象派でも大家モネ、ゴッホ、ルノワールよりピサロ、シスレーの風景画が好きだ。浮世絵を通じてDNAが同じ印象派と日本人とは距離的には遠いようで実は血縁なのだ、と思う。
しかしピサロ展というのは恐らく初めて見たような気がするほどで、日本ではあまり開かれていなかったのではないだろうか。
今回はピサロの絵画、素描などと共に関係 . . . 本文を読む
石持作品でも人気の高いと思われるいわゆる安楽椅子ミステリーものである。このシリーズも3作目で、実は僕は石持の作品を初めて読んだのがこのシリーズの(勿論当初はシリーズになるなんて思っていなかったが)「月の扉」なので、特に思い入れがあるのだ。
今回は、7つの短編集。座真味くんと警察官二人の3人で、食事をしながらのあっと驚くどんでん返しもの。そのうち慣れてきてどう切り返していくんだろうと読者も興味深々 . . . 本文を読む