古本屋という職業が好きだ。僕もできたらやってみたいと夢想する。そして舞台は北鎌倉。小津安二郎の住まい近く。主人はうら若き美貌女性。本の虫。ボクは就職活動中の大学卒業生。
4話の短編集だが、それぞれ関連もある。いわゆる安楽椅子探偵ものなんだが、最近この手のミステリーが流行っている。大体、作者が探偵を気取り、謎解きをしていくわけだから解決篇はなるほどフムフムといっても当たり前のことである。
そんな . . . 本文を読む
昔懐かし西部劇へのオマージュが随所に感じられる佳作です。下ネタ連発だがずっこけてる部分もあり、それなりに楽しい。カメオ出演は、え?、ユアン・マクグレガー、分かんなかったよ。それにしても豪華俳優陣。セスッて好かれてるんだね。映画へのその思いに大拍手。 . . . 本文を読む
うーん、見ていてこの息苦しいまどろっこしさはなんだ。猿対猿、猿と人間との戦いに見立て(猿への描写が秀逸)、人類の悲劇の深淵を見る思いがする。人間は果たしてこのちっぽけな地球に共存がどこまで可能なのか、それは政治・宗教・人種を包含し彷徨う。 . . . 本文を読む
嗚呼、フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作。アメリカ映画にとって彼の存在がいかに大きいか亡くして初めてみんな思い知る。でもこの作品、彼にとってはつなぎの作品と思われるような佳作ではあるが、彼の表情を追うだけで2時間は過ぎ行く。いい。 誠に惜しい俳優である。
他に俳優陣が豪華だ。同僚に「東ベルリンから来た女」のニーナ・ホス(雰囲気がある) 、今売れっ子美貌女優のレイチェル・マクアダムス、個性派俳優 . . . 本文を読む
何と面白い設定。心情的にみんながワカル映画だ。これだけ面白い脚本なのに、監督の技量ってやはり映像にそのまま出ちゃうんですね。
多少シリアス気味のコメディ風に味付けしようと思ったんだろうが、どうも演出がまどろっこしい。映像がこれだけの素材を具してても、しゃきっと締まらない。班長の雪解け気味の気持ちの流されようがいかにも早過ぎる。情緒に流され過ぎてる。とか、いろいろ勝手に僕は吠えてます。
結局北の . . . 本文を読む