祝日で水曜日、だからかお立見って言われ、時間を変える。椅子に座るとカップル(男女問わず)が多い。上品そうなおばちゃまたち。なるほど、S・マックレーン、C・プラマー主演だったら映画ファンは安心して行くわな。
映画ではマクレーン嬢は74歳の設定。うーん、もうちょっと行ってなかったかい?プラマーは80歳、そんなものかな。(と思ってて帰って調べたら両氏とも5歳ほど実年齢は上だった)プラマーが若い。
ア . . . 本文を読む
予告編で楽しみにしていた映画なんだけど、そうでもなかったかなあ。この手の映画はやはり昔懐かしロマンポルノがうってつけだけど、この作品にはそのパワーもなさそうだし、、。
形式はかの定番、グランドホテル形式で、ホテルという設定が中身の濃い人間をあぶりだす仕掛けとなっている。
ところが、数種類のカップルの群像劇なんですが、なんやら古いんですよ。彼らの絶対持っている雄叫びが全く聞かれない、聞こえない、 . . . 本文を読む
こういうテーマは本屋であれほど積み上げられているのにみんな手に取ろうともしない。けれど映像ではハードルも低く、歴史に潜む事実をじっくり体験することができる。映画というメディアの有り難さを痛感する。
冒頭に長い字幕入りの説明があり、「国家の政策に純粋に協力しただけと言っても、その事実は一人一人が責任を問われる事になる。国家に尽くした日本国民は加害者であって被害者であった」。
僕は後段のところ「加 . . . 本文を読む
やはり読んでしまうこのシリーズ。なんでだろう。今回は3冊の古本紹介。でもそれぞれとてもウンチクがいいんだよね。ほれぼれするほど。本好きにはたまらない仕掛けとなっている。
おれと本筋を流れる今どきはやらない純愛のような恋愛。その初々しさがこんな老人にも溌剌さとそよ風を送ってくれる。
今回の手塚治虫と寺山修二には人生の重みまで感じ取る。すばらしい。6巻もすぐ手に取りたいが、もったいない。じっくり読 . . . 本文を読む
初めての劇団。舞台は高く設定したある田舎の古びた家の一部屋。敢えてわざと高く設定したその理由は分からない。一つ言えるのは俳優たちがその部屋に入るとき、また後にするときピタッと厳かに静かに階段を上り、下がるする。これは印象的だった。
四九日法要の後の話である。田舎に取り残された次男は兄、姉に対して少なからず胸に一物を持っている。田舎を出て行った兄姉たちは弟に家のことを任せっ切りにしている。そのくせ . . . 本文を読む