イスラエル映画、言語はなんとヘブライ語、老人ホームでの死と向き合う話であります。でも彼らはゴージャス層なんでしょう、気持ちも豊かです。それでも、一律に死は訪れます。
いろいろコミカルに明るく描かれてはいるが、やはり主題は尊厳死。すなわち自死をどう捉えるかということなので重い。突き詰めれば、がんなどでのモルヒネも効かない患者にとっての安楽死と、痴呆症でそのうち自分が自分でなくなることを恐れ、そうな . . . 本文を読む
長年付き添っていた夫から離婚を迫られた女性がふとしたことから高校生にタイムスリップ。なーんて、大林伸彦そのものじゃないか、これを見ないで済まされようか、と映画館へ、、。
ということで今や懐かしハイティーンに戻るわけだが、若き日の夫も出現し、、。不思議とこのお二人は容姿が現代のままスリップしていて、別にその設定は構わないけど、いわゆる世にいうフレッシュなカップルじゃなく(言いづらいが)、そのためだ . . . 本文を読む
全般に抑制の効いた作品だと思う。底辺にうごめく人権侵害も、戦争犯罪も、大仰でなく淡々と切実に訴えている。名画を介して、ある一つの家族の没落と再生を奏でている。実に見事である。
実際に自分がそこに入り込む回想シーンが実に素晴らしい。そこには少女時代の思い入れや家族の肖像がふんだんに満ち溢れている。今は亡き親のことなどを思うとき、僕もそういう郷愁の思いも分かる年代となってきた、、。
裁判光景も実に . . . 本文を読む