130分の長尺だが、脚本が素晴らしく珍しく途中で泣いてしまう。役者たちは学生さんたちなのだろうか、若く伸びやかだ。最初は少々学生演劇っぽいところも見受けられたが、そのうち堂々と有川の人生の起伏たっぷりの動線を演じてゆく。
何度も言うが、素晴らしい脚本で、本当に人生とは長く激しく、しかも緩やかで歳月を感じる時間の流れまで感じられる。その川の流れの中で、一つの愛を育む素晴らしさ。この年になっても感動 . . . 本文を読む
つぼさかの演劇は僕は3作目である。「さよなら父さん」、「しみったれた~」の切実な愛の考察がいまだに余韻が残るほどであるが、本作は前作に比べてとてもシンプルである、と思う。
音楽を志し路上で歌っていた男が一人の女性からの一言で希望を得る。そしてその女性との数年後の再会。女性は風俗嬢で男は小学校教師になっていた。ホテルでの二人の対話が続く、、。
僕もずっと演劇なるものを見て来ているが、それは演劇と . . . 本文を読む