どこから見ても一流の映画ですなあ。時代設定がノスタルジーっぽく完璧。カメラがどのシ-ンを見ても秀逸。うっとりです。そして流麗な演出。実にうまい脚本。そして俳優陣のそれこそ完璧な演技。これぞ映画です。
冒頭から観客を乗せてしまう演出も素晴らしいが、ケイトとルーニーの愛の駆け引き演技も見所です。その雰囲気に酔ってしまい、気づいたらラスト近くにまで来てしまうが、冒頭のレストランシーンに移り行き、その手際よさににんまりする。
そこから二人の演技は観客を深い世界へいざなってくれる。素晴らしいラストです。こういう愛もあっていいよな、と思わせてしまう実に深~く、陶酔してしまいます。
最近の映画でこれほど芸術性を感じる映画もまた珍しい。その映画人の心意気に拍手と感謝。
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