セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 96本、 演劇 72本

演劇企画アオハル『K』( 脚本:羽場小百合 演出:佐藤泉)(於・STAGE PLUS) 80点

2017-12-24 22:09:05 | 演劇遍歴
達者な役者陣たちが勢ぞろい。秀作劇の多い劇団六風館から多数出演。安心できる。 脚本は高校生らしい。でも取っつきにくいカフカを題材に。意欲作である。 カフカの『変身』『城』『審判』『父への手紙』のオムニバス的、ダイジェスト的なカフカ論である。それでも、脳裏はやはり高校生、それほど深くカフカを掘り下げてはいないように思った。 カフカが全世界へ与えた影響からすると、この作品は今やカフカさえ知らない . . . 本文を読む
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劇団不透明「愛と混在」(作・演出/河上和紀)(於・ウイングフィールド) 70点

2017-12-24 21:50:01 | 演劇遍歴
若手劇団の旗揚げ公演。期待する。頑張ってる。でも脚本が若いかなあ。これからに期待。 . . . 本文を読む
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遠まわりする雛(2007 米澤 穂信 著)(角川書店) 80点

2017-12-24 09:39:36 | 読書遍歴
後半までは、それほど高揚する気持ちになれなかった短編集だったが、この古典部の二カップルの神髄を語るに重要な部分が語られる「チョコレート~」「遠回りする~」のは感心してしまう。 ミステリーというより、明るい緻密な青春小説である。ただただ素晴らしい。気持ちよくこの小説集を読み、そっとこの本を置く。そんな小説が今少ないように思えるのだ。 まだまだ続く古典部。さあ、読み続けるよ。 . . . 本文を読む
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