東京の大きな映画館で、15,6人しかいない、何というか、贅沢でちょっぴりさみしい感覚で見た。もうこのシリーズ、何故かいつも見ている。僕の札幌への思いが、時たま出てくるすすきのの映像が、心を引き寄せるのか、、。
ところが3作目ということもあり、マンネリから脱すべきはずなのに、見事マンネリズムのドツボにはまってます。何より、あの大泉と松田の掛け合いが、全く笑えないのだ。ほとんど全部といっていいほど、 . . . 本文を読む
なかなか練られた作品です。あるうらぶれたホテルにD・ミリガンに会いに、次々と客が訪れる。謎が謎を呼び、そのうちしかしある一つの哀しいストーリーにみんな近づいてゆく、、。
翻訳物のような劇なんだが、最後までそのイメージを変えないでラストまで一直線。いい味わいで、素晴らしい劇だった。
何より、出演者がそれぞれの役柄を慈しんでいるのが分かる。その思いが彼らの劇を成り立たせていると言っても過言ではない . . . 本文を読む
僕の好きな成井作品だ。芥川龍之介に江戸川乱歩そして黒蜥蜴が出現。映画から主演者が飛び出し、自由に行動し出す。そしてまた映画に戻り、と、奇想天外な展開。
芥川とは全然イメージの違うちょっぴり太めの俳優さんが熱演し、みんなそう若くないのに舞台狭しと走り回るってる。
12月に見るには俄然素敵な劇だった。中目黒という土地柄もうまく生かし、楽しい舞台で、充分2時間の長尺を退屈させない。
劇場を出ると東 . . . 本文を読む