期待していた【ホジノ】の新作。彼は男女の愛の機微を撮り続ける映像作家だ。今回は大地震の後の四川省を背景に、名画『終着駅』を意識し、【ホジノ】流の愛を描写する。
ずっと彼の映画を見続けた僕からするとかなり平板になってきたなあというのがまず感想です。というのもいつもハッとする切れた映像が本作ではほとんど窺われない。四川省での野外ロケ等ドキュメンタリータッチを多用しているというのも一因でしょうが、いつ . . . 本文を読む
書籍、テレビ、新聞等であれほど騒がれながら僕たちは実際の北朝鮮のことを分かってはいないのではないか。ちょっと整理したいという思いでこの本を読む。
「なぜクーデターは起きないのか」に始まり「北朝鮮は暴発しない」まで具体的に安易な表現で北朝鮮のことを説明してくれる。
かなり目から鱗もあった。特に石油がないから戦争を起こせないこと、そして核に固執するその背景。分かりやすい。
まあ、すべてが真実かどう . . . 本文を読む
結構いい話だ。養子縁組でアメリカに貰われた男性が実の両親を探すために韓国の米軍に入る。だが、父だと名乗り出たのは死刑囚だった、、。
自分のルーツ探しなんだが、主人公がとても好感の持てる青年であることがこの映画のすべてである。DNA検査で父と名乗っている人が実の父親でないと知りつつも父親を敬愛する。父を見捨てはしない。そこが心情的にもよくわかるし、立派だ。
やはりアメリカでいい育てられ方をしたん . . . 本文を読む
3組の恋人たちが苦しい現実を離れて、珍しい南方の島に逃避行。そこで新しい何かを見つけてまた本国へ戻るという陳腐な話ですが、、、。
それぞれが実に取るに足らない話だが、3つも束ねられると、それなりに映画的にもまあ見られるというのが不思議。特に見どころはないが、すぐ忘れるわけでもない。まあ凡作だが、韓流でもたまにはこういうものもあるよ。 . . . 本文を読む
今年も158本。相変わらずよく続くなあというのが正直な感想。
今年は突出した傑作というものは存在しないように思った。外国映画は選ぶのに苦労したが、日本映画上位は質が高いが下位は選ぶのに躊躇した。これは珍しい。
外国語映画
1チェイサー(ナ・ホンジン) 2脳内ニューヨーク(チャーリー・カウフマン) 3 3時10分、決断のとき(ジェームズ・マンゴールド) 4チェンジリング(クリント・イーストウッド) . . . 本文を読む