鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

永田川流域の田の神

2010-10-18 | 田の神
鹿児島市の永田川流域に、田の神がいくつかあります。
これまで、単独で紹介したものもありますが、まとめて6体紹介します。
下流から見て行きましょう。


中山町の滝之下にある、滝之下の田の神です。
刈り取りが終わったばかりの田んぼを背にしています。


僧型立像で、右手にメシゲ、左手に杖のようなものを持っています。
製作時期は享保年間(1716~1725年)頃だそうです。


中山町のコンビニの駐車場にある田の神です。


立像で、シキといわれるワラで出来た敷物を被っています。


山田町のJA山田支所の庭にある、山田の田の神です。


僧型立像で、右手にメシゲ、左手に棒を持っています。
享保8年(1723年)に像立されました。


星ケ峯3丁目の第3公園にある、蕨野の田の神です。


五ケ別府町蕨野の田んぼの畦にあったものを、住宅地に変わったためここに移設しました。
右手にメシゲ、左手に椀を持っています。
像立は、宝暦12年(1762年)です。


五ヶ別府町川口にある、川口の田の神です。
刈り取りが終わったばかりの田んぼを背にしています。


腰掛け姿で、頭にシキを被り、右手にメシゲを持っています。
像立は、近くに「安永10(1781)年2月24日川口村中」と書いた石碑があることから、この年に村人により建てられたことが分かります


春山にある森園の田の神です。
休耕田の脇に建っています。

神舞い姿で、右手にメシゲ、左手に椀を持っています。
像立は1743年です。

これらの田の神は、表情はつぶれてはっきりしないものが多いですが、姿はさまざまです。
コメント (6)
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