鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

銭積石

2010-10-24 | 風景
八重山に銭積石という奇岩があるので、八重山に登ったとき見に行きました。
ここに行くコースは二つあります。
ひとつは、入来峠からゴルフ場へ向かうと、道路左に案内板と駐車場があり、ここから登ります。距離700mで150m登り、傾斜が急だそうです。
もうひとつは、八重山登山道の途中から行くコースで、私はここから行きました。


八重山登山道の途中に案内板があります。ここから1.5kmです。


道はありませんが、赤いテープが下がっており、これに従って行きます。
尾根筋の平坦な道で、下草もなく歩きやすいです。


尾根から少し下った斜面に岩壁があり、「奇岩銭積石」という看板があります。


岩壁の右に銭積石があります。


カーリングのストーンのような丸い石が積まれています。


石は安山岩で、直径は50~60cmくらいです。


このような奇岩が、どのようにしてできたのでしょうか。この石のでき方を推理すると
1.岩に水平、垂直方向の規則正しい割れ目ができ、サイコロを積んだようになる。
2.長い年月の風化により、サイコロの角が取れて丸くなる。
風化によって石が丸くなるのはよく見られますが、それが何列も整然と積まれているのが奇岩と言われるゆえんです。


向かって左の岩壁です。
柱状節理が発達し、水平方向の割れ目もあり、一部丸くなっているところがあります。
銭積石の初期の段階で、何万年かたてば銭積石になるかもしれません。


銭積石から少し登ると、尾根から入来峠や桜島が見えます。
コメント (6)
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