鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

波之平刀匠遺跡他

2021-03-31 | 史跡

鹿児島市谷山の刀匠遺跡を紹介します。

 

東谷山1丁目の住宅街に波之平刀匠遺跡があります。

 

反対より見る。大和の国の刀匠橋口正国は、平安時代末期、谷山に住み着きました。

 

妻子を迎えるため大和に向かう船旅で嵐にあい、自ら打った一刀を海中に投じたところ、荒れ狂っていた海が静まりました。そこで正国は波平行安と改めました。

 

谷山は、刀鍛冶に適した砂鉄、木炭、水に恵まれたところでした。この時は湧いていませんでしたが、ここに湧水があったようです。

 

「波之平刀匠之遺跡」の碑。

波之平刀剣は初代から64代、明治初期まで900年続いたそうです。

 

前の遺跡から西へ少し行った所に、奥龍蔵権現があります。南北朝時代、ここを治めた奥忠重が氏神として祀りました。

 

対の仁王像があります。

忠重の子孫が刀工となり、薩摩新刀の名工、奥元平・元武・元安の3兄弟の鍜治場がありました。

 

右の像。

 

左の像。

 

階段を上がったところです。江戸中期、奥家の子孫達はこの地で刀工として活躍しました。

 

石祠があります。

コメント (6)
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