前回の、霧島市国分の台明寺渓谷公園近くにある日枝神社を紹介します。
日枝神社入口。かつてこの付近に台明寺(だいみょうじ)があり、日枝神社は1202年に台明寺の守護社として創建されました。
クスノキが2本縦に並んでおり、奥の高い木が古樟です。
参道の坂道を上がって行くと、両側に祠があります。
左の祠の裏にある磨崖仏。
右にクスノキの巨木が2本あります。古樟は奥です。
日枝神社の御神木の古樟。
神社側より見る。藩主島津忠久公が寄進したそうです。
幹周り:5.7m
樹高:17m
樹齢:約800年
下部。
根元。
参道を覆う上部。
蛇(?)の手水舎。
階段を上がって社殿へ行きます。
日枝神社拝殿。
本殿は明治20年の改築と考えられています。「七間社流造」という特殊な構造で、鹿児島県で唯一、全国でも希少な存在だそうです。
社殿の横にある青葉の竹。カンザンチクという種類で、古来笛の用材として使われました。
その昔、天智天皇が大隅へ行幸されたとき、ここの竹を青葉を付けたまま献上したところ、音色が大変すばらしかったため、その後、青葉を付けたまま献上するようになったそうです。