鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

日枝神社の古樟と青葉の竹

2021-06-14 | 巨樹・古木

前回の、霧島市国分の台明寺渓谷公園近くにある日枝神社を紹介します。

 

日枝神社入口。かつてこの付近に台明寺(だいみょうじ)があり、日枝神社は1202年に台明寺の守護社として創建されました。

 

クスノキが2本縦に並んでおり、奥の高い木が古樟です。

 

参道の坂道を上がって行くと、両側に祠があります。

 

左の祠の裏にある磨崖仏。

 

右にクスノキの巨木が2本あります。古樟は奥です。

 

日枝神社の御神木の古樟。

 

神社側より見る。藩主島津忠久公が寄進したそうです。

 幹周り:5.7m

 樹高:17m

 樹齢:約800年

 

下部。

 

根元。

 

参道を覆う上部。

 

蛇(?)の手水舎。

 

階段を上がって社殿へ行きます。

 

日枝神社拝殿。

 

本殿は明治20年の改築と考えられています。「七間社流造」という特殊な構造で、鹿児島県で唯一、全国でも希少な存在だそうです。

 

社殿の横にある青葉の竹。カンザンチクという種類で、古来笛の用材として使われました。

 

その昔、天智天皇が大隅へ行幸されたとき、ここの竹を青葉を付けたまま献上したところ、音色が大変すばらしかったため、その後、青葉を付けたまま献上するようになったそうです。

コメント (2)
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