鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

ツルソバ他

2007-12-21 | 植物

ツルソバ(蔓蕎麦)タデ科
径5mmくらいの白い小さな花が密集して咲いています。
普段見過ごしやすい花ですが、よく見るとかわいらしい姿です。


ツルソバの実。
花と実が同時に付いていました。
花や実が、ソバに似ているツル植物ということで名がついています。


ホソバワダン(細葉わだん)キク科
海岸の岩場や砂地によく生えています。
写真は、海岸近くの道路法面に生えていたものです。
わだんの語源はわかりません。

(いずれも南さつま市笠沙の海岸近くで)
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雄川渓谷

2007-12-20 | 風景
12月17、18日、神ノ川の渓谷と滝を紹介しましたが、これより大きな渓谷が近くにあります。
神ノ川の少し南の南大隅町に雄川(おがわ)があり、ここの渓谷です、


雄川渓谷に架かる瀧見大橋。
ニールセンローゼ橋。橋長150m。
右が上流です。


瀧見大橋から上流の渓谷を望む。
渓谷の高さは約80mで、ほぼ垂直の崖となっています。
崖には、溶結凝灰岩が露出しています。


瀧見大橋から下流を望む。

かつてテレビで、この渓谷を全国に生中継したことがあり、レポーターが「日本のグランドキャニオン」と形容していました。
グランドキャニオンは大げさですが、その一部くらいの迫力はあります。
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野菊

2007-12-19 | 植物
♪遠い山から吹いてくる
 小寒い風にゆれながら・・・

初冬は野菊の季節です。
今の時期、あちこちで野菊の花が咲いています。


路傍に咲き誇るノジギク(野路菊)キク科
海岸近くでよく見かけますが、大隅半島では内陸部でも咲いています。


ノジギクのアップ。
白い花びらが、清楚な印象を与えます。
鼻を近づけると、キク特有のいい香りがします。


シマカンギク(島寒菊)キク科
別名ハマカンギク(浜寒菊)

花びらも雄しべも全体が黄色い花です。
島や浜の名がついているように、海岸近くでよく見かけます。
写真は、薩摩半島の南端、笠沙の道路脇に咲いていたものです。
寒菊は冬に咲くことから、この名があります
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神川大滝公園(2)

2007-12-18 | 水辺の風景
神川大滝公園内の滝を見ていきましょう。


まず出迎えてくれるのが小滝。
神ノ川右岸に注ぐ支流にある細長い滝です。


神ノ川上流を見ると、「虹のつりばし大滝橋」が架かっています。
大滝は、この下のすぐ上流にあります。
吊橋に行くには、垂直の崖を登るらせん階段を登っていきます。
階段の前にロープが張られており、通行止めになっていたので登りませんでした。


大滝の遠景。
右下からは、岩盤の割れ目からも水が落ちています。


大滝の近景。
 高さ:25m
 幅 :35m
このときは水量が少なく、幅は35mもないようですが、水量が増すと川幅いっぱいの滝が落ちるのでしょう。

虹のつりばし大滝橋からは、この大滝と渓谷のすばらしい風景が見られることでしょう。
今度渡ったら紹介します。
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神川大滝公園(1)

2007-12-17 | 水辺の風景
神川大滝公園は、錦江町神川にあります。
神ノ川という川に神川大滝があり、この周辺を公園として整備しているのです。
周辺には神川大滝を始めとするいくつかの滝があり、吊橋もいくつかあります。


長次郎滝。
この滝は、正確には公園内にはなく、やや下流側にあります。
神ノ川右岸に注ぐ支流にある滝です。


小吊橋。
この吊橋を渡って公園に入っていきます。


小吊橋から上流を望む。
ほぼ垂直の崖が、川岸に広がっています。
この岩は、溶結凝灰岩でできています。


垂直の崖下の岩の割れ目から、豊かな泉が湧いています。

明日は、公園の目玉である神川大滝を紹介します。
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かるかん

2007-12-16 | 食べ物
鹿児島の代表的なお菓子に、かるかんがあります。
もちろん、お店ですぐ買えますが、手作りのかるかんを作ることもあります。
前日の黒糖と一緒に、種子島の実家から手作りのかるかんが送られてきました。


かるかん
せいろで作るため、大きな直方体の倍の大きさのものが出来ます。

かるかんは、私も作ったことがあります。
①山芋をすりおろし、かるかん粉(うるち粉、市販されている)、砂糖、卵白、塩少々を入れ、水で硬さを調整して混ぜる。
②蒸し器に濡れ布巾を敷き、①を入れて30分くらい強火で蒸す。

もっちり感とふっくら感が混じり、甘さもくどくなく、上品な味です。


話変わって、12月2日に紹介した我が家のカリンジャム、瓶詰めにしてお世話になっている人に配りました。

手作りのラベルを張り、生産者(自分の名前)を書きました。
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種子島の黒糖

2007-12-15 | 食べ物
12月5日に、阿久根のサトウキビ畑を紹介しましたが、ふるさとの種子島はサトウキビの収穫真っ最中です。
冬の間中、収穫が続きます。
中種子町に大きな製糖工場があり、ここで白糖に製造されます。
この他に、西之表市の沖ヶ浜田というところに小さな工場があり、ここで黒糖を生産しています。
その、沖ヶ浜田で作った黒糖が、種子島から送られてきました。


ブロック状の砂糖で、形はよくないですが、ミネラルやその他の栄養分がたっぷり入った、非常においしい黒糖です。
お茶請けにそのまま食べてもいいですが、料理の味付けに使用すると、おいしい料理ができます。
薩摩料理の豚骨にも使用するといいです。

沖ヶ浜田の黒糖生産の様子は、やまけんさんのブログをご覧ください。
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干し大根

2007-12-14 | 食べ物
ここは、錦江町宿利原地区です。
大隅半島の高台にあり、錦江湾や薩摩半島を見張らせる風光明媚なところです。
このあたりの今の時期の風物が、大根干しです。


濃い緑色の大根畑。
これを抜いて掛け干しにする。


干し大根。
丸太と竹で三角の掛け場を作り、ここまで運んで干します。
見事な大根のカーテンが出来ます。
この大根、漬物加工に使われます。
冬の冷たい風に吹かれることにより、うまみが増すそうです。
これから1月いっぱい、この風景が見られます。
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旗山神社の大クスとイチョウ

2007-12-13 | 巨樹・古木
旗山神社は、錦江町城元地区にあります。
池田小学校から、県道を挟んだ反対側です。
ここに大クスと、イチョウの古木があります。


旗山神社。
大クスは写真を撮っている位置の背後にあります。


大クスの全容。
 幹周り:16m
 樹高:30m
 樹齢:800年
通りかかったおばあさんに聞いたら、昔(どれくらい昔かわかりませんが)、根元の空洞で火を燃やした人がいて、クスノキが焼けてしまい、再び芽が出て復活したそうです。
樹木全体が空洞化しており、焼けた幹から枝が出たような感じです。


根元。
空洞に祠があります。
錦江町の天然記念物に指定されている大クスです。


神社にはイチョウの古木が3本あります。
すでに葉は散っていました。


その代わり、見事なイチョウの葉のじゅうたんを見ることができました。
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かごしま検定

2007-12-12 | Weblog
各地で検定試験ばやりですが、鹿児島にかごしま検定という認定試験があります。
鹿児島商工会議所主催で、初級(かごしまマスター)、中級(シニアマスター)、上級(グランドマスター)の3ランクに分かれています。
初級は、3択50問で70点、中級は5択50問で80点、上級は記述式で80点以上が合格ラインです。
初級は取っていたので、今度中級を受験し、昨日認定証が送られてきました。


認定証。
左の写真は、上から島津斉彬、ミヤマキリシマ、薩摩焼。

ブログで鹿児島の情報を発信しているため、もっと鹿児島のことを知りたいと思って受験しました。
これで、いくつかの観光施設の入場料が割引になりますが、そんな実利より、自分自身の知識の向上になります。
鹿児島の人で、受験したいと思う方は、挑戦したらいかがでしょうか。
鹿児島商工会議所のホームページで案内されます。
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