鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

旧田中家別邸

2018-08-16 | 史跡

前回紹介した霧島市福山町の坂元のくろず壺畑の近くに、旧田中家別邸があるので紹介します。

 

旧田中家別邸入口。

 

玄関。

この建物は、田中省三氏が故郷に建てた別荘です。

 

 

玄関の横の精緻な石造物。

田中氏は、1858年、福山町小廻に生まれ、18歳で西南戦争に従軍しました。

 

洋間です。

明治27年、大阪で実業界に入り、海運業、保険、工業、鉱山、銀行などを興して成功しました。

 

暖炉の上の、大理石でできたマントルピース(壁に作りつけた飾り棚)。

 

天井とシャンデリア。

 

座敷です。

この建物は、大正8年から11年にかけて建てられました。

 

変わった形の欄間。

田中氏は、大正7年、この屋敷の隣に旧制私立福山中学校(旧県立福山高校)を創立し、子弟の教育に貢献しました。

 

床の間。

 

前の写真に見える壺です。

 

座敷から広大な庭が見えます。庭は大正12年の完成です。特殊資材、技師、職人は関西から運搬、招聘しました。

 

庭の池。

 

池に架かる桁橋。

 

池から屋敷を望む。

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坂元のくろず壺畑

2018-08-14 | 食べ物

霧島市福山町の、坂元のくろず壺畑に行きました。

 

入口。ここから階段を下りて行きます。

 

売店です。黒酢を購入しました。

 

いろいろな年代物の黒酢が試飲できます。

 

パイナップル、牛乳などで割った黒酢も試飲できます。多くの黒酢を試飲しました。さっぱりして、どれもおいしいです。

 

係り員が黒酢の製法を説明してくれます。原料は蒸し米、米麹、地下水の3つです。

 

向こうの建物がレストランです。

 

レストランの中。

 

庭に広がる壺畑。向こうは桜島です。福山には、このような壺畑があちこちに広がっています。

 

食前酢。

 

特製ランチ(1620円)を頼みました。

 

タラの黒酢入り特製ソースがけ(右下)、豚肉の野菜炒め(左下)、季節野菜の甘酢漬け(右上)、冬瓜とオクラの玉子あんかけ(左上)。

前の写真のその他は、白飯、玉子入りとろみスープ、黒酢入りザーサイです。

 

シウマイ。黒酢入りたれでいただきます。

 

黒胡麻プリン。

黒酢を使っているため、どれもさっぱりしておいしく、大満足の食事でした。

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菅原神社磨崖仏

2018-08-13 | 史跡

霧島市隼人町松永にある菅原神社磨崖仏を紹介します。

 

霧島川の右岸にある菅原神社。磨崖仏史跡公園になっています。

 

崖下を左へ行きます。

 

前の写真の右の岩に彫られた磨崖仏。

 

さらに進むと、40数体の磨崖仏があります。

 

この磨崖仏が彫られたのは、天正から慶長年間(1500年代後半)のことです。

  

前の写真の左の磨崖仏。

 

右の十三仏。

 

中央付近の磨崖仏。

 

磨崖仏を彫ったのは、菅原神社の神官であった河口(川口)氏です。

 

前の写真の左の磨崖仏。

 

崖の上の菅原神社へ行きます。

 

奉納された手水鉢。

 

菅原神社社殿。菅原道真を祭る神社です。

坂本龍馬とお龍は、日向山温泉から塩浸温泉へ向かうとき、この地を経由して行きました。

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西大山駅

2018-08-12 | 風景

指宿市山川にある、JR日本最南端の西大山駅を紹介します。指宿枕崎線にある駅です。

 

西大山駅です。

 

看板。北緯31度11分です。

 

幸せを届ける黄色いポスト。このポストから、友人、家族、恋人に、愛がたくさん詰まった手紙を送ることができます。

 

鐘もあります。

 

ホームから指宿方面を見たものです。

 

枕崎方面を望む。開聞岳との組み合わせが素晴らしい風景です。

 

何もない無人駅ですが、最南端駅というだけで多くの人が訪れます。観光タクシーで来た人たちもいました。

 

若いカップルが写真を撮っていました。

 

多くの人が、ここで写真を撮ります。

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恐竜展

2018-08-11 | イベント

鹿児島市のデパート山形屋で開催されている恐竜展を観に行きました。

 

ティラノサウルス。

 

鋭い歯を持った肉食恐竜です。ロボットで、口を開けたりして動きます。

 

イグアノドン。

 

ブラキオサウルス。草食です。

 

タペヤラ。下に子供がいます。

 

プテラノドン。

 

トリケラトプスの骨格。

 

こちらは、鹿児島県立博物館別館(宝山ホール)にある恐竜の化石です。

アメリカ、ユタ州で発掘されたもので、当時アメリカ在住の小川勇吉氏から鹿児島県に寄贈されました。

 

アロサウルス。肉食です。

肉食は顔が大きく、前足が小さいという特徴があります。

 

カンプトサウルス。草食です。

 

種子島の西之表市住吉片之山で発見されたゾウの化石で、西之表像といいます。ムカシマンモスの仲間です。

 

西之表像の化石(レプリカ)。

この化石を発見したのは、私の高校の恩師で、最近会って当時のことを聞きました。

 

たくさんの化石があります。これはアンモナイト。

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鰻温泉

2018-08-10 | 風景

前回に続き、西郷さんが訪れた温泉です。指宿市の鰻温泉を散策しました。

 

火口湖の鰻池。鰻集落は右奥です。

 

火口にある鰻集落。

 

集落の湖畔から鰻池を望む。

 

鰻温泉。西郷どんゆかりの湯です。

 

前の写真に見えるツンの像。西郷さんが愛した犬です。集落のあちこちに犬の像があります。

 

散策が終わってから、鰻温泉に入りました。脱衣所にある西郷さんの肖像画です。

 

浴槽。源泉かけ流しの、やや熱めの湯です。

温泉に入っていた人と話しましたが、大阪から来ており、ガンの治療で全国の温泉を回っているとのことでした。ここへは、山川砂蒸し温泉へ入ってから来たそうです。

 

スメです。蒸気が出ており、食材を置いて麻布をかぶせ、蒸し焼きにします。

 

あちこちから蒸気が出ています。冬は暖かいでしょうが、夏は暑いです。

 

ここにもスメがあります。

 

西郷南洲翁逗留の家。

西郷隆盛は、明治7年1月末、福村市左衛門宅に逗留しました。福村家には西郷さんが愛用したシャツが家宝として残されています。

 

 

西郷さんの像。

 

西郷南洲先生遺跡記念碑。

 

鰻地蔵板碑です。

 

1333年に造立され、地蔵を表現する梵字が刻まれています。

 

隣にある御堂です。

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西郷どんの宿

2018-08-08 | 史跡

霧島市隼人町の日向山温泉に、西郷どんの宿ができたので訪れました。

 

西郷隆盛が日向山温泉で湯治した時、宿泊したのが龍宝家です。この建物は、昭和39年の大火で焼失した龍宝家を復元したものです。

 

庭の池。

 

西郷どんの一ツ葉。西郷さんが馬をつないだといわれるイヌマキで、龍宝家にあったものです。

 

石風呂。

 

石風呂の中。焚口の金属があるのは珍しいです。

 

案内板にある家の間取りです。

 

家の中では、ガイドが紙芝居を使って西郷さんの話をしていました。

 

座敷です。

 

石臼がありました。回す柄もあります。

 

近くにある西郷どんの湯。西郷さんが愛用した湯です。

 

天降川の対岸(左岸側)にある清姫温泉。湯元大権現碑のある由緒ある温泉ですが、工事中で碑はありませんでした。

この温泉に入りました。

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都市農業センターのヒマワリ

2018-08-06 | 植物

鹿児島市犬迫町の都市農業センターへ、ヒマワリを観に行きました。

 

一面のヒマワリ畑。向こうの木は、シンボルツリーです。

 

自撮りをする女性。

 

写真を撮るカップル。

 

今年のヒマワリは、例年より大きかったです。

 

咲き誇るヒマワリ。

 

シンボルツリーの下では、多くの人が涼んで花を見ています。

 

このヒマワリは、花が終わっていました。

 

隣の農園。猛暑で、農作業する人はほとんどいませんでした。

 

ブルーベリー園です。

 

熟したブルーベリーの実。

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平熊の石橋

2018-08-04 | 石橋

霧島市隼人町松永にある平熊の石橋は、これまでも紹介しましたが、再訪しました。

 

用水路に架かる平熊の石橋を下流から見たものです。石橋の上は右から左に谷川が流れ、さらにその上に道路の橋が架かっています。

 

下流から見た石橋の近景。

 

用水路と谷川の関係がわかる写真です。谷川には石畳が敷かれています。

石橋は谷川の水を越えさせるためのもので、石洗越といいます。川に石橋が架かり、石橋の上が用水路になっているものはよくありますが、これはその逆です。

 

このような構造にしたのは、用水路に直接流れ込んでいた谷川水が、大雨のたびに用水路を決壊させたためと考えられています。石橋と石洗越が一体となったものは非常に珍しく、江戸時代の土木技術を知る貴重な遺産です。

 

 

上流から見た谷川。

 

谷川の上流を望む。

 

石橋の上流側。

石橋が架けられたのは1777年で、鹿児島県最古の石橋です。石橋・石洗越ともに霧島市指定文化財です。

 

石洗越と水神の碑。

 

用水路の上流を望む。

 

谷川の下流側。小さな滝となって落ちています。

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蛭児神社

2018-08-02 | 史跡

前回紹介した卑弥呼神社から、宮内原用水を上流へ行くと蛭児神社があります。

 

用水に架かる橋を渡って蛭児神社へ行きます。

 

上流から見た宮内原用水と参道橋。

 

最初の写真に見える御神木のクスノキです。

 

上部。

 

下流から見た宮内原用水。

 

社殿へ向かいます。

 

蛭児神社社殿。

祭神の蛭児尊(ひるこのみこと)は、イザナギ、イザナミの二神の間に生まれた神様です。蛭児尊は3歳になっても足腰が立たず、二神は嘆いて高天原から天磐楠船(あまのいわくすぶね)に乗せて流し、流れ着いたのがここです。

 

鬼瓦がありました。

 

 

三重石塔。

 

道路の向かい側にある石灯籠。窓が四角と丸です。

 

石灯籠の上の飾り物。

 

天磐楠船から枝や葉が出て成長し、大木になりました。やがて朽ちて根元に空洞ができ、「神代の楠」として残っています。この辺一帯を「なげきの杜」といいます。

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