鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

玉里邸庭園

2023-02-16 | 史跡

鹿児島市玉里町の玉里邸庭園へ行きました。鹿児島女子高校の隣にあります。

 

旧島津氏玉里邸庭園は、島津家第27代当主斉興によって1835年に築庭された大名庭園です。

鹿児島女子高校の敷地に御屋敷がありました。

 

黒門。島津久光の死去に伴い、明治20年に国葬が行われた際、黒門と国葬道路が造られました。

 

白梅が咲いていました。

 

久しぶりに訪れると、池の水が干上がっていて驚きました。管理人に聞くと、給水設備の故障で1年位この状態だそうです。

 

池の朝鮮灯籠。

 

島に架かる桁橋です。

 

桁橋と石灯籠。

 

スダジイの巨木と石灯籠。

 

茶室。明治12年に再建されました。

 

内部です。

 

一枚岩の立派な桁橋です。

 

美しい手水鉢。

 

水道高枡。

玉里邸の東方540mにある紙屋谷の湧水を引いていました。自然流下による圧力給水方式の水道で、当時としては全国唯一のものでした。高枡は水圧を調整したり、水を分配する役割があります。

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こころ旅に投稿した茂頭観音

2023-02-14 | 史跡

火野正平さんが、視聴者の心の風景を自転車で訪ねる「こころ旅」というテレビ番組があります。去年秋は鹿児島県の旅でした。

採用されなかったのですが、鹿児島市の81歳の女性が投稿したものに、鹿児島市五ヶ別府町の茂頭(もつ)観音があります。久しぶりに訪ねました。

 

JR鹿児島本線のクラブ前踏切です。辺鄙なところなのに、クラブ前という名前が気になります。正面の細い道を1km進んだところにあります。

 

農道を歩いていきます。

投稿した女性は、毎年茂頭観音を訪ねるのが恒例だったのですが、車の運転をしなくなってから訪ねることができず、火野さんに訪ねてほしい、ということでした。

 

ここから右へ行きます。

 

鳥居をくぐって進みます。

 

さらに山道を登って行きます。

 

お堂が見えてきました。

 

途中に湧水があります。手を清めるのにいいです。

 

茂頭観音に着きました。

 

手水鉢の向こうの茂頭観音。

 

手水鉢です。

 

高さ1.2mの茂頭観音。1729年、ここに寺を開山したことから、観音は当時のものと考えられています。

 

豊満で美しい観音様。風化や損傷もほとんどありません。

伊敷の梅ヶ渕観音と共に、鹿児島を代表する観音様です。梅ヶ渕観音が訪れる人が絶えないのに比べ、ここは山中で訪れる人もいません。

 

慈愛に満ちた表情の観音様。薄く紅をさしています。

投稿した女性は、豊満な姿が母の面影に似ており、毎年訪ねていたそうです。

 

右から見る。

 

左から見る。

 

右手です。

 

隣にこのような木があります。

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新中公民館の田の神他

2023-02-12 | 田の神

加治木と隼人の田の神を紹介します。

 

加治木町木田の新中公民館の庭に2体の田の神があります。

 

並んだ2体の田の神。

 

右の田の神。右手を膝に置き、左手を頭のシキにあてています。

 

愛嬌のある顔です。

 

左の田の神。右手にメシゲを持っています。

 

表情やしわが良く残っています。

 

後ろ姿。

 

同じ加治木町木田の西之原公民館にある田の神です。

 

白粉と口紅を塗り、右手にメシゲを持っています。

 

いい笑顔です。

 

田園風景を眺めています。

 

隼人東インターの少し北にある田の神です。

 

右手にメシゲ、左手にお椀を持っています。シキは頭の上ではなく後ろにあります。

 

田園風景と桜島を眺めています。

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慈眼寺自然遊歩道(2)

2023-02-11 | 風景

慈眼寺自然遊歩道の続きです。

 

和田川沿いの遊歩道を上流へ行きます。

 

弘法大師の像。昭和3年、88体が造られ、ここに19体があります。

 

像を見ながらさらに上流へ行きます。

 

石灯籠。

 

お堂があります。

 

右のお堂の不動明王。

 

左はそうめん流しです。

 

巨石が広がる和田川を眺めて上流へ行きます。

 

淵と巨石。

 

階段を上がったところのネモフィラ畑。3月中旬から4月中旬、青いきれいな花を咲かせます。

 

ふるさと考古歴史館の庭のカイヅカイブキです。

 

イタリア式水階段のカスケードです。

 

黄色いスイセンが咲いていました。

 

階段を上がって谷山神社へ行きます。途中のヤブツバキの花です。

 

展望台から鹿児島市街地と桜島を望む。かすんでいました。

 

谷山神社にお参りしました。

 

神社の白梅です。

 

境内の木にオオタニワタリがあります。

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慈眼寺自然遊歩道(1)

2023-02-10 | 史跡

鹿児島市下福元町の慈眼寺自然遊歩道を歩きました。

 

慈眼寺跡です。慈眼寺は今から1400年前、百済の僧日羅によって開基され、明治2年の廃仏毀釈により焼失しました。

 

和田川に架かる桁橋の遊仙橋を渡って、左岸の酒水の井戸へ行きます。

 

酒水の井戸。崖下から水が湧いています。水質が良く、酒造りに使用されました。

 

遊仙橋の上流にある桁橋です。

 

橋の左岸に慈母観音像があります。

 

子供を抱いた観音様。

 

稲荷神社前の桁橋です。

 

正面から見た稲荷神社と桁橋。

 

桁橋から上流を望む。小さな滝があります。

 

橋の右岸の青面金剛像です。

 

右岸側に対の仁王像があります。

 

阿像。

 

吽像。どちらも両腕が欠けています。

 

さらに上流へ行きます。岩盤を侵食して流れる川。

 

石橋の澄心橋です。

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庭の花

2023-02-09 | 植物

花の少ない時期の我が家の庭です。

 

クリスマスローズ。

 

うつむいて咲くクリスマスローズ。黄緑もあります。

 

岩根絞という種類の椿です。

 

1本の木に、赤と絞の花が咲きます。

 

絞の椿。これから次々に咲き、落ちていきます。

 

パンジーです。いろいろな色があります。

 

紫のパンジー。

 

ブルーのパンジー。

 

紺と白のパンジー。

 

黄色いスイセンとブロッコリーです。

 

まだレモンがなっています。

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ふきのとう他

2023-02-08 | 食べ物

ふきのとうを採りに行きました。

 

斜面のふきのとう。

 

食べごろです。

 

収穫しました。

 

余分な葉や根を落とし、下処理をします。

 

天ぷらにしました。他はさつまいも、ちくわ、チーズ肉巻きです。さつまいもの天ぷらは、鹿児島でガネ(カニのこと)といいます。

 

ふきのとうは、ほろ苦さが何とも言えずおいしいです。

 

ふき味噌も作りました。ご飯に乗せると食が進みます。

 

刺身用のきびなごを買ってきました。

 

きびなごも天ぷらにしました。

 

きびなごの刺身、大根、ニンジンの酢味噌和えです。

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寺山炭窯跡(工事中)

2023-02-07 | 史跡

鹿児島市吉野町の寺山炭窯跡は、旧集成館などと世界文化遺産に登録されましたが、2019年の大雨で崩落しました。その後の様子を訪ねました。

 

ここから左へ行きます。

 

途中にある南洲翁開墾地遺跡碑。明治8年、西郷隆盛はここに吉野開墾社を設立し、生徒150人と開墾事業を始めました。

 

石灯籠。

 

隣にある池です。

 

炭窯跡が見えてきました。

 

まだ工事中でした。右の斜面が崩壊したのです。

 

工事中の現場を外から見学しました。キャタピラーの小さなクレーンを使っています。

 

上のほうはまだ石が積まれていません。3月10日工期なのでもうすぐ完成します。

 

残された石材です。

 

崩壊した斜面。こちらは対策済みです。

 

崩落前の炭窯跡。安政5年(1858年)に造られた炭窯跡で、木炭は集成館事業の火力に使用されました。

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吉野公園のスイセンと紅梅

2023-02-06 | 植物

鹿児島市の吉野公園へ行きました。

 

入口を入ったところの花時計と桜島です。

 

なごみの庭に梅園があります。

 

紅梅は1~2分咲くらいでした。白梅はまだです。

 

梅園の下の斜面にスイセンがあります。

 

スイセンは5~6分咲でした。例年今の時期に満開ですが、今年は寒かったせいでしょうか。

 

斜面に咲くスイセン。

 

いい香りがします。

 

開運という名前の紅梅です。ここは少し開花が進んでいます。

 

淡い紅色で八重咲の開運。

 

なごみの庭の池です。

 

ヤブツバキの花が少し残っていました。

 

苔に落ちたヤブツバキ。

 

展望台から桜島を望む。

 

錦江湾の奥を望む。かすんでいますが霧島連山が見えます。

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鹿児島・加治木島津家墓所

2023-02-04 | 史跡

姶良市加治木町木田の鹿児島島津家墓所、加治木島津家墓所(長年寺墓地)を紹介します。

 

入口です。

 

階段を上がって行きます。

 

階段を上がって左に、立派な三重石塔があります。

 

五輪塔など。

 

中央の大きなのは亀趺碑(きふひ)です。薩摩藩主島津重豪が、母親である都美の33回忌の供養に建てました。

 

亀の背中に乗った石碑です。

 

隣の大きな五輪塔が島津都美の墓です。都美は垂水島津家の娘で、加治木島津家に嫁ぎ、重豪を産んだその日に亡くなりました。

 

立派な墓が並んでいます。

 

椿窓寺殿供養塔。島津忠良(日新公)の三女西姫の供養塔です。加治木領主の夫人でした。

 

六地蔵塔です。

 

上の六地蔵。

 

三国名勝図絵に描かれた長年寺です。

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