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森林浴と盆栽

2007-06-10 23:14:29 | Weblog
6月も中旬に近づくと私の職場にも多くのアメリカ人生徒が交流校からやってくる。国際交流に関連する担当者はまさに大忙しである。職場に有能な新人が入ってくる前は、私も何回も新東京国際空港に出迎えに行きホストファミリーへの引渡しをしたり、彼らはレイルウエイパスをもっているので日本国内の特急にも乗り放題という事情もあり、京都観光に向かう留学生たちを東京駅に見送りにもよく行ったものである。オ~、まさにツアコンのよう。
 さて、そんなアメリカ人学生からふと思い出したことを書いてみます。題して「森林浴と盆栽」。自然に対してアメリカ人は、その中に入って行くと言われている。身近な公園を例にとっても広大なバーべキュースペースがあり、気楽に家族で、あるいは友人と自宅近所の公園で予約なしに楽しい時を過ごせる。もちろん、身近にある森でもボーイスカウトやガールスカウトキャンプが手軽にできるような自然が多々ある。国定公園では、ボートハウスをレンタルしそこで寝泊りしながら長期休日を過ごすことも一般的なことである。ハリウッド映画にもそれらの状況がでてくるので、自然に入っていき自然を満喫するアメリカ人の感覚は我々日本人にも容易に想像できるのではないだろうか。まさに森林浴を楽しむアメリカ人たちです。
 それに対して日本人は、自然を自らのものに引き入れると言われている。具体的な例として盆栽や華道(フラワーアレンジメント)があげられる。自らの身に引き入れた自然を加工し、特には小宇宙として表現することもあるのである。京都の庭の美しさも日本人の自然を取り入れるという考えからすると納得しやすい。
かつては、国民性により北米系か日本的か分けることが可能であった。しかしながら、北米においては変化が無いものの、日本的と言われているものの衰退が進行中である。文化的なものは、意識して教育に折り込み後世に残していく必要があるかもしれない。
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