芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

小さいのがお好き

2007-06-18 23:12:06 | Weblog
日本の物語には、小さいヒーローが大きな悪者を退治する話がいくつかある。「一寸法師」、「桃太郎」等はその代表例である。隣国である韓国では、そのようなことは全く無いと言う。大きな悪者には、同じくらいの大きさのヒーロー。柔道の柔ちゃんを見ていても、それは当てはまる。柔ちゃんでなくて俵ちゃんだったら日本人は、あれほどの思い入れた声援も送らないのかもしれない。ウルトラマンにしても、日頃は小さな地球人。巨大な怪獣が出てきても、最後まで小さな人間が戦おうとしているところが視聴者の心を掴んだのかもしれない。
山本直純という著名な指揮者が、チョコレートのCMで「大きいことはいいことだ」と叫び視聴者の心を捉えたのは記憶に新しい。
日本人は、小さいことに特別の思い入れがあったために戦後急激に発展してきたとも言えるのではないだろうか?かつては、「世界最小、最軽量」と言えば日本の専売特特許だった。しかしながら、バブルがはじけ日本経済が低迷すると小さいことがすきなことを忘れてしまっていたのかもしれない。今、経済が上向きである。家電量販店で、デジカメを見るとものの見事に小さくて、薄くて、そして軽いのである。えっ。薄型テレビは42型以上の大型が売れてるって・・・。でも、それも小さなウサギ小屋に入れるので薄く場所をとらない、しかもテレビから離れなくても目も悪くならないし、見やすいそんな小さな家向きの家電が売れているに過ぎないのである。あなたは、大きいのが好きですか?それとも小さいのがお好きですか?
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教育実習生

2007-06-18 22:44:47 | Weblog
ここ10日間程、咳が止まらない。夜は、止まっているのだが仕事に行くと胸が苦しくなり、気管がヒュウヒュウ、ゼイゼイしている。病院に行っていないので原因不明だが、一日中の咳は体力の消耗を激しくする。一日終わると、ぐったりである。家で咳も出てしまうのだが、パートナーには運動不足や趣味が明確でないのでストレスが溜まっての症状であると一喝されてしまう。咳も出していられない。
さて、今は6月。私の職場にも教育実習生が来ている。そして私は何年かぶりに実習生の指導をしている。咳とその加重の仕事から本当に疲れる毎日である。教育実習生と接していて強く感じることがある。それは、大学の教育についてである。問題点をあげると、「指導案が書けない」のである。よくよく話してみるとゼミでレジュメを作って発表することもあまり無いと言う。もちろん、卒業論文作成には取り組んでおらず、大学教授の研究の手伝いをしただけで単位をもらえると言う。これは、MG大学だけの問題ではないのではないだろうか。教育実習生の考えの甘さは、大学における教育実習に関しての考えの甘さでなないかとも思える。自動車学校の実習に置き換えて考えると分かりやすい。教育実習生は、実習期間を仮免取得における自動車学校内での実地と考えているようだ。それは、まだうまくできなくて当たり前という気持ちや考えが伝わってくる。それに反して、現場の指導教諭や現場の学校は実習期間を路上教習として捉えている。つまり、仮免は取得済み。公道の練習も可能であるという考えである。そのギャップから現場の教師からは不満の声が出るのであろう。「ワードができない」「「エクセルもできない」「プレゼンテーションが苦手と言っている」「言葉での表現が苦手」・・・。これでは、咳も止まらないのである。大学で仮免段階まで指導してほしいと熱望している受け入れ先教員の声は多いと思われる。私は、大学院1年時に三週間、インターンシップを体験した。そこは、K&L(http://www.klt.co.jp/)広告会社であった。そこでの一番の経験は、未完の学生が実習に来られても迷惑であるということである。理論をしっかりと修得し、まさにそれを現場で生かすための実習出なければ意味がないということばである。私は当時の広告学会の大御所八巻先生の弟子と勘違いされ、それなりの期待とプレッシャーを受けながら作品を仕上げたことがある。教育実習でも、インターンシップでも同じである。現場で実習するということは、公道で運転することと捉えて、大学でもぜひ教育してほしい。あるいは、学生にはしっかり本を読んで、それを人にしっかりと伝えられるような教育をぜひしてほしいものである。
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