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結婚式

2008-06-03 23:39:21 | Weblog
 6月に突入してしまった。6月と言えばジュンブライドだ。確認する時間が取れないので思いつくままに書くが、きっと6月に結婚式を挙げると幸せになれるという言説は日本の結婚式場にとっては渡りに船であったろうと推察される。だって、日本において最も雨が多くて、憂鬱なこの時期に結婚式は似合わないと思うからだ。きっと閑散としているこの時期の結婚式場の使用頻度は、その風説により上がったに違いない。
 かつて勤務先が女子の商業高校であった時には、新婦の最終学歴の担任と言うことで何度も結婚式に参加して、新郎の主賓挨拶の次に挨拶を何度もしてきたことをこの時期は思い出す。総勢300人もの招待客の視線を浴びながらの結婚式のスピーチは今でも忘れられない思い出である。もちろん、祝儀も持参するのでこの時期は本当に物入りであった。今は、普通科の共学高校。招待を受けることも殆ど無くなり、金銭的な出費が少なくなるかと思っていたが私の年齢の増加に比例して不祝儀も増加しているのでやはり総額はトントンかもしれない。
 そんな私も何十年も前に結婚式をあげている。それも海外でだ。当時としては今のように海外結婚式のオプショナルパックもなく様々な所に手配して結婚式をオーストラリアのゴールドコーストで挙げた。今では、現地で結婚式をすることもできると思うが、多分先駆者に近かったと思われる。海外で式をあげた理由は、何点かあるが職場の同僚であったので特に職場の仲間を結婚式に呼んで我々を褒めてもらってもショウガナイという気持ちが一番であった。
 
 そもそも鉄道もない、車もないような交通手段のない時代には結婚はその地域に住んでいる人同士やその紹介であったはずだ。必然的に披露宴は、地縁、血縁関係者が参加して執り行なわれたのである。披露宴の場所も自宅や公民館のようなところであったろう。
 産業の発展に併せて、結婚式も様々な関連産業の商売の種になったのである。婚約したら給料の3ヶ月分のダイヤモンドを女性にプレゼント。結婚式には永遠の愛を誓い指輪を交換する。そして、高級ホテルでの式典、豪華に見える引き出物。
 つい何年か前には、「ジミ婚」なる言葉も流行したがまた少しづつ、「オリジナル」をキーワードに披露宴が派手になっているようである。
 最近新聞記事で少々、驚いてしまったのは新郎・新婦によるケーキ入刀は今や新郎新婦の両親もそれぞれのケーキに入刀するという。ケーキが3つ用意されるという新企画。さらに驚きなのはお色直しで新婦がウエディングドレスに着替える際に、新郎・新婦の母もドレスに着替えるそうである。もちろん、これらの企画はウエディングプランナーによって考え出されたアイデアであるが、その企画にのってくる親世代の意識の変化には興味深いものがある。
 いっそのこと、式典に参加する少女から老婆までの女性にはドレスを着ていただくこともよいのかもしれない。舞踏会のように・・。
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