芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『結婚生活を成功させる7つの原則』(ジョン・M・ゴッドマン)

2009-02-04 22:41:24 | Weblog
 これは日頃よんでいる本とは、少し趣が異なっている本である。
ゴッドマン博士の本を読みたく思ったのは、正月のNHKのBS放送がきっかけだった。
内容は恋愛にも賞味期間があるといった内容だったと記憶している。
それは、人間が直立歩行を始めたことで恋愛の期間が変わったというものだった。
直立故に、子供を未熟な形で出産。
その赤ちゃんが自立歩行できるまでが愛情継続の一サイクル
という学説に納得するとともにぜひ、
彼の著書を読みたいとかねがね思っていた。
そんな理由で購入したのがこの本である。
彼は、
会話を多くしたからと言って結婚生活が順調に維持できるわけではないと断定。
「リペアアテンプト(修復努力)」の重要性を説いている。
男性、女性といった「性」に注目している。
 人類は過酷な条件の中で生き延びるために
「女性がストレスを受けた時、
一刻も早く心が鎮められる能力を授かったのは自然の選択で、
こうして乳の出を最高にし、子どもの生存率を高めようとした」そうである。
つまり、女性は口論になっても冷静であるというわけである。
一方、男性は「常に猛獣からの攻撃に対し周囲を見張っていなければならず、
いざという時に即座にアドレナリンを放出し、
その興奮を持続させるのは、生存だけでなく、
生殖のためにも必要」だったのではないかと説いている。
 男性は女性より、口論で相手に対するマイナス思考が強く働き、
 女性は何とか妥協点を見つけようとする。
よって85%の男性は女性との口喧嘩になった時には「逃避」してしまうそうだ。
 実証データに基づくものでもあるし、自分としても妙に納得してしまう。
 日本の明日は、アメリカの今を見れば予測可能だ。
 結婚後40年たった米国の夫婦調査では67%が離婚しているそうだ。
 結婚後7年以内にはその半数が離婚。
 アメリカでは既婚女性の60%が働いている。
 日本は40%程度であったと記憶している。
 いずれにしてもさらに女性が働く世の中になっていくであろう。
 そして離婚の増加も。
 タイトルになる「7つの原則」については
 ぜひ、自分でご確認いただきたい。
 「共感」、「受容」が夫婦間のよりよいコミュニケーションを生むらしい。
 本文にあった遅刻に関しての例。
 (口調は本文のママではない。)

妻「今日、会社に5分遅刻しちゃった。」
 「上司にひどく叱られちゃった。」
夫「叱るなんて、不平等だよね。」
  この夫の返答は受容と共感がありより良い関係構築が可能な一例である。
 
 私だったら
→「だから早め早めの行動が必要なんだよ」
 と返答しがち。
 ダメな夫であり、
 反省しなくてはいけないのかもしれません。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする