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「ラジオ体操」と「ドッジボール」

2009-12-01 10:13:47 | Weblog
「ラジオ体操」。
スポーツをする前の準備運動として、
誰にとっても身近な準備体操はラジオ体操ではないだろうか?
私が勤務先に到着する頃にラジオ体操を終えて、
帰宅途中の老人たちに遭遇することがある。
(何時から仕事しているのか驚かれてしまうかもしれません。)
映画「コクーン」でプールに入った後に若返った老人たちのように
彼らは、すがすがしい表情で、会話を楽しみながら帰宅する老人たちである。
そのように地域に根付いているラジオ体操であるが
学校教育のナショナルカリキュラムとしての学習指導要領には、
いっさいその言葉は含まれていない。
学習指導要領やそれに基づいて教科書を執筆している専門家たちからは
学校教育現場におけるラジオ体操が目の敵にされているからだそうだ。
理由は、さまざまに述べられているが、
簡単に言えば、「全体主義的な運動の象徴」とみなされるからである。
学校現場で、ラジオ体操を準備運動の代用として利用している場合は、
体育や教育の研究者や専門家からは勉強不足であると判断されること間違いなしだ。
しかしながら、学校教育から排除されても、それが絶えることはない。
夏休みなど学校から開放された子どもたちは、
ラジオ体操に参加したことを証明する出席カードを首にかけ、
体操後に押されるスタンプ、そして景品を楽しみに体操に参加しているのである。
結果としてラジオ体操を子どもの頃から身体として覚えこんでしまうのである。

同様なことがもう一つある。
それは子どもたちに人気の「ドッジボール」だ。
ドッジボールも学校で学ぶ球技種目には入っていない。
これも、研究者や専門家たちによって学校教育への導入が排除されているからだ。
それは、「人を的にするゲームはよくない」という理由からだ。
授業の種目からは排除されても、
プレイの面白さがあるので子どもたちにとっては、
とても人気のある遊びである。
授業時間にやらなくても
自主的にボール一つあれば、休み時間にそれをしている子どもたち。
高校生くらいになると、「加減をする」でゲームを楽しんでいる。
的となる相手に応じた加減をしないと、
周りからのブーイングを浴びること間違いなしだ。
男女混合でも十分に楽しめるスポーツなのである。
加減のできない幼児や小学生の低学年への問題が
過度に強調された結果としての排除である。

これについてあなたはどう思われますか?
上にあげた二例とも、公には排除され、
見方によっては隅っこに置かれているものである。
しかしながら、消滅することはなく
未だに根強い人気があり伝承されている運動とスポーツである。





コメント (1)
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