年内、最後のブログである。
最近、ブログへの訪問者がなぜだか増加している。
その一因として勤務校の関係者の読者も増えているようだ。
また、一部の生徒もこのサイトを知っているらしい。
(思ったことをスグ口にする生徒たちは、
難しいことが時に書いてあり面白くないという感想も寄せてくれた)
そのような感想を寄せる生徒諸君も
私がチョットだけ語る雑談には興味があるようだ。
大学進学を考えるにあたっての学部選考では何名もの生徒諸君が、
「社会学を勉強したい」
「交流文化を勉強したい」
「サブカルチャーを勉強したい」
と興味が増したのも、
専門分野に基づく雑談が切っ掛けとなったかもしれない。
ブログの読者が増えることはうれしいが、
最近、書き込み内容に「毒」がないことも自覚している。
そこで、年内を締めくくるためには批評的なコメントを書いてしめてみたい。
それは、過去にも取り上げた「NHK紅白歌合戦」だ。
以前にもそれを取り上げたことがあるが、違う視点から考えてみたい。
国民的な番組を標榜するNHK紅白歌合戦。
NHKのテレビ放送開始の1953年以来、現在まで放映されている。
まさにNHKの歴史とともに歩んできた番組であるとも言えよう。
たぶん、テレビそのものが貴重であった時代には
そこで放映される殆ど全ての番組が全国民にとって興味深いものであったに違いない。
しかしながら、現代は飽食の時代。
テレビ番組においても多くの面白いメディアが氾濫している。
私には、最近の紅白歌合戦にはどうしても独自性や娯楽性が感じられない。
強調したいことは、
それはNHKという「官」が作ったものでなく、民で流行ったもののつまみ食いだ。
例えば、トヨタのCMで人気者となった「子供店長」の出演も今年のウリだそうだ。
また、
インターネットの動画投稿サイトの「ユーチューブ」で
世界的に人気者になった「スーザンボイル」さんの登場も同番組のウリだ。
ネットで話題となっていることをテレビが取り上げて放映することで、
ネット視聴者以外の人々に話題を拡張している。
その代表例がまさに、英国の「スーザンボイル」だろう。
一時的な人気獲得は可能かもしれない。
しかし、そんな手法を繰り返していくことによって、
ますますテレビ番組放映局の存在意義は薄れていくに違いない。
民放局も状況は同様だ。
中小零細な番組作成会社に、番組作りを丸投げしていることが多くなれば
テレビ局は「卸売り問屋」や「仲介業者」としての機能を拡大するであろう。
「問屋」抜きで、生産者と消費者が直接、取引きをする時代にあってテレビ局の役割を考えなおす時ではないだろうか。
特にNHKには税金が投入されている。
それゆえにNHKの紅白歌合戦には変革がなされていることを提示する番組機能を期待してしまうのである。
最近、ブログへの訪問者がなぜだか増加している。
その一因として勤務校の関係者の読者も増えているようだ。
また、一部の生徒もこのサイトを知っているらしい。
(思ったことをスグ口にする生徒たちは、
難しいことが時に書いてあり面白くないという感想も寄せてくれた)
そのような感想を寄せる生徒諸君も
私がチョットだけ語る雑談には興味があるようだ。
大学進学を考えるにあたっての学部選考では何名もの生徒諸君が、
「社会学を勉強したい」
「交流文化を勉強したい」
「サブカルチャーを勉強したい」
と興味が増したのも、
専門分野に基づく雑談が切っ掛けとなったかもしれない。
ブログの読者が増えることはうれしいが、
最近、書き込み内容に「毒」がないことも自覚している。
そこで、年内を締めくくるためには批評的なコメントを書いてしめてみたい。
それは、過去にも取り上げた「NHK紅白歌合戦」だ。
以前にもそれを取り上げたことがあるが、違う視点から考えてみたい。
国民的な番組を標榜するNHK紅白歌合戦。
NHKのテレビ放送開始の1953年以来、現在まで放映されている。
まさにNHKの歴史とともに歩んできた番組であるとも言えよう。
たぶん、テレビそのものが貴重であった時代には
そこで放映される殆ど全ての番組が全国民にとって興味深いものであったに違いない。
しかしながら、現代は飽食の時代。
テレビ番組においても多くの面白いメディアが氾濫している。
私には、最近の紅白歌合戦にはどうしても独自性や娯楽性が感じられない。
強調したいことは、
それはNHKという「官」が作ったものでなく、民で流行ったもののつまみ食いだ。
例えば、トヨタのCMで人気者となった「子供店長」の出演も今年のウリだそうだ。
また、
インターネットの動画投稿サイトの「ユーチューブ」で
世界的に人気者になった「スーザンボイル」さんの登場も同番組のウリだ。
ネットで話題となっていることをテレビが取り上げて放映することで、
ネット視聴者以外の人々に話題を拡張している。
その代表例がまさに、英国の「スーザンボイル」だろう。
一時的な人気獲得は可能かもしれない。
しかし、そんな手法を繰り返していくことによって、
ますますテレビ番組放映局の存在意義は薄れていくに違いない。
民放局も状況は同様だ。
中小零細な番組作成会社に、番組作りを丸投げしていることが多くなれば
テレビ局は「卸売り問屋」や「仲介業者」としての機能を拡大するであろう。
「問屋」抜きで、生産者と消費者が直接、取引きをする時代にあってテレビ局の役割を考えなおす時ではないだろうか。
特にNHKには税金が投入されている。
それゆえにNHKの紅白歌合戦には変革がなされていることを提示する番組機能を期待してしまうのである。