芋焼酎はいかがですか?

英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

「振りカエル一年」

2009-12-22 10:10:10 | Weblog
 未だ一年が終わったわけではないが、
JUWAT教授のおかげで本職以外の別の顔の部分でもとても充実した一年であった。
『コミュニケーション論』のテキストの作成にも参加させていただいた。
このような機会がなければ分担執筆の
「異文化コミュニケーション」「ステレオタイプ」「病と死」
に関して自分なりに深く調べ上げて作品にすることは不可能だったに違いない。
春までには世界思想社から出版予定である。
今から刷ったばかりの本を手元に受け取ることが楽しみである。

次に「現風研」で口頭発表をさせていただいたことだ。
突然の、しかも質疑込みで3時間にも及ぶという依頼。
それに対しての不安も重なり8月、9月の2ヶ月間、
自由になる時間のかなりの時間をその発表準備につぎ込んだ。
鶴見俊輔、井上俊といった著名な学者によって始められた思想の科学
(幸福ではありません)が基である現風研。
発表まで緊張が継続したが、
出席者が研究者以外の一般の方も参加する気楽な会であると判ったのは発表後であった。
2年ぶりの口頭発表は記憶に残る満足のいくものだった。

そして、年末に「カルスタとサブカル」について講義をする機会をいただいた。
大学生、市民大学生あわせて約200名からなる全学部開講講座。
私自信、日頃中学生や高校生の前では話慣れているが、
「教師だからうまくできて当然」
といったプレッシャーを浴びることに不安を感じていた。
それを排除するために、入念なる準備をおこなって講義にのぞんだ次第だ。
愛用の”I phone”に無料のプレゼンタイマーをダウンロード。
約70分話し続けた。
受講者を飽きさせないために何度も練習をおこなってもきた。
例えば、前日の練習だけでも、
右手にはマイクがわりのサインペンを持ち、
左手にはパワーポイント画面切り替え用のリモコンを握った。
午前も、午後も声がかすれるまで練習を繰り返した。
おかげさまで、当日は指定された時刻ちょうどに講義を終了することができた。
講義の質問は一件。
市民大学の受講者と思われる初老の老人から
「今日の講義に関して私が出版した書籍があれば購入したい」というものだった。
たぶん、他の講師陣のミヤさん、ウミさん、セヌさんたちの出版本をご存じなのかもしれない。
春先に出版予定の『コミュニケーション論』にも一部内容が掲載されます
と返答させていただくことにとどまった。

いずれにしても日頃、授業アンケート、保護者授業参観、授業見学と
見られることには慣れている私であるが、
最前列に座る師匠のJUWAT教授や同じゼミ生たちの熱い視線を感じながらの講義は、
緊張そのものだった。

課題として、この一コマの講義準備時間に比べて、本業の準備不足を痛感した。
それは今後の反省材料でもある。
いずれにしても、この機会を与えて頂けただけでも感謝・感謝である。

コメント
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