都内の多くの私立学校が音楽鑑賞会を実施しているようだ。
時期も殆どの学校が12月あたりだ。
12月のコンサートやリサイタルは
個人事業者たる音楽家の冬のボーナス稼ぎと聞いたことがある。
実際に毎年忙しい月にも関わらず12月に実施されている。
会場は池袋芸術劇場、上野文化会館などの公共の施設を借りて、
オーケストラによるクラシック音楽を鑑賞するのが定番だ。
私の勤務校でも上記したように毎年音楽会が何十年間も継続実施されている。
殆どが、クラシック音楽であるが、
時に和太鼓だったり、ウイーン少年合唱団だったりすることもある。
しかし基本的には、
高級文化(ハイカルチャー)であるクラシック音楽鑑賞会が実施されてきた。
しかしながら、今年はクラシック音楽ではなく、
角田健一ビッグバンドによるジャズの鑑賞会だった。
ジャズ鑑賞会についての生徒の反応はおおむね良好。
クラシック音楽を聞くと、
その心地よさゆえに寝てしまう生徒が多い。
熟睡して教員から注意を受ける男子生徒も
ビッグバンドのノリと爆音でとても寝ることなど出来なかったようだ。
サブカルとカルスタのことが頭の片隅に残っている私は、
これってサブカルかもしれないという感想を実は抱いた。
なぜならば、アメリカ合衆国南部の黒人奴隷たちの魂からの叫びとしての音楽。
そんな音楽が、
時を経て明るい公共のステージで約1000名もの日本人の生徒たちに対して
教育目的でジャズが演奏されている。
しかも演目は、
「ムーンライト・セレナーデ」や「シング・シング・シング」
といった有名な曲に加えて、
「となりのトトロ」「ルパン3世」「八木節」がジャズ風に編曲されて演奏されていた。
精神性など消えうせ、日本的に変化したジャズ。
これはまさにサブカルではないかと思わずにはいられなかった。
さらに、たまたまだと思うがビッグバンドのメンバーは
60歳位のメンバーで構成されていた。
団塊の世代のメンバーを中心とするプロのビッグバンド。
音楽の変遷とも重ねあわせて様々なことを考えてしまった。
* 演奏したビッグバンドもさぞかし驚かれたと思うことがある。
というのも今年はインフルエンザ騒ぎで、
全校生徒が一同に会する事をできるだけ回避している。
避難訓練も延期に次ぐ延期。
始業式も全体での集会を避けて、
あえて放送での始業式にしたほどだ。
そんなインフルエンザの感染を恐れて、
音楽会参加者全員はマスク着用が義務付けられた。
つまり、観客全員がマスクを着用していたのだ。
私も客席でマスクを着用していたので、
全体の様子は良くわからないが
演奏者から見る観客席は異様だったに違いない。
その映像って「マスク」のテレビCMに使えそうな気がする。
時期も殆どの学校が12月あたりだ。
12月のコンサートやリサイタルは
個人事業者たる音楽家の冬のボーナス稼ぎと聞いたことがある。
実際に毎年忙しい月にも関わらず12月に実施されている。
会場は池袋芸術劇場、上野文化会館などの公共の施設を借りて、
オーケストラによるクラシック音楽を鑑賞するのが定番だ。
私の勤務校でも上記したように毎年音楽会が何十年間も継続実施されている。
殆どが、クラシック音楽であるが、
時に和太鼓だったり、ウイーン少年合唱団だったりすることもある。
しかし基本的には、
高級文化(ハイカルチャー)であるクラシック音楽鑑賞会が実施されてきた。
しかしながら、今年はクラシック音楽ではなく、
角田健一ビッグバンドによるジャズの鑑賞会だった。
ジャズ鑑賞会についての生徒の反応はおおむね良好。
クラシック音楽を聞くと、
その心地よさゆえに寝てしまう生徒が多い。
熟睡して教員から注意を受ける男子生徒も
ビッグバンドのノリと爆音でとても寝ることなど出来なかったようだ。
サブカルとカルスタのことが頭の片隅に残っている私は、
これってサブカルかもしれないという感想を実は抱いた。
なぜならば、アメリカ合衆国南部の黒人奴隷たちの魂からの叫びとしての音楽。
そんな音楽が、
時を経て明るい公共のステージで約1000名もの日本人の生徒たちに対して
教育目的でジャズが演奏されている。
しかも演目は、
「ムーンライト・セレナーデ」や「シング・シング・シング」
といった有名な曲に加えて、
「となりのトトロ」「ルパン3世」「八木節」がジャズ風に編曲されて演奏されていた。
精神性など消えうせ、日本的に変化したジャズ。
これはまさにサブカルではないかと思わずにはいられなかった。
さらに、たまたまだと思うがビッグバンドのメンバーは
60歳位のメンバーで構成されていた。
団塊の世代のメンバーを中心とするプロのビッグバンド。
音楽の変遷とも重ねあわせて様々なことを考えてしまった。
* 演奏したビッグバンドもさぞかし驚かれたと思うことがある。
というのも今年はインフルエンザ騒ぎで、
全校生徒が一同に会する事をできるだけ回避している。
避難訓練も延期に次ぐ延期。
始業式も全体での集会を避けて、
あえて放送での始業式にしたほどだ。
そんなインフルエンザの感染を恐れて、
音楽会参加者全員はマスク着用が義務付けられた。
つまり、観客全員がマスクを着用していたのだ。
私も客席でマスクを着用していたので、
全体の様子は良くわからないが
演奏者から見る観客席は異様だったに違いない。
その映像って「マスク」のテレビCMに使えそうな気がする。