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「日本人とてれふぉん」

2010-05-18 10:00:00 | Weblog
 5月28日にソフトバンクから“iPad”が発売される。
16GB\48,800から64GB\68,800までの価格帯だ。
既に予約分は完売。
様々なメディアがそれを取り上げてもいる。
さらにその分野の専門家たちは
いよいよ書籍が紙から液晶に転換するとそれを煽っている。
アップルの「iPad」やアマゾンの「KindleDX」のような電子デバイスは今後、
携帯電話機能も加味されれば、
市場に定着するに違いない。
現在でも可能であるが、
ネットで動画(映画)を購入し、
それを携帯して鑑賞することはさらに容易になること間違いなしだ。
さらに、紙媒体で読んでいた週刊誌や月刊誌はかなり電子デバイスに転換していくのではないかとも推察される。
仮にそのような動きが起これば、
紙媒体の雑誌購読者は減り、
その定価は更に高くなるはずだ。
反して電子メディアのコンテンツは、
定期購読でさらに割引という得点をつけることで購読者数を増やすに違いない。

新し物好きな私であるが、
「iPad」についてはその動向を暫く見極めてから購入を検討したいと思っている。

「iPad」について書きながら、
今週、「日本人とてれふぉん」(1990)を読んだので興味深かった箇所を抜書きしてみよう。
・昭和14年に電話を引くには現在の価格で約420万円かかったそうである。まさに高嶺の花。
 家族全員がそれぞれにひとり一台の携帯電話を所持している現代の電話事情との違いに驚かされた。

・市外通話は現在のようにダイヤルインで直ぐにはかけられなかった。市外電話を交換手に申し込んでから相当の時間がかかったようである。
交換手が優先して市外通話を結ぶ至急通話は普通通話の2倍、特別至急通話は3倍の料金だったそうである。
今では、世界中の主要都市にいれば日本にいるかのように電話を同期に受けることが普通となっていることの科学技術の進歩に驚いてしまう。

・「ミッチーブーム」と言っても私のことではない。(ここで笑いがとれなかったらどうしよう?)昭和30年代前半の美智子さまブームのことであるが、当時、皇太子の住む東宮御所には紫色の電話が置かれ、美智子さまとの直通通話電話であった。紫色の直通電話と言うところが皇族っぽい感じである。

・マリリンモンローはベッドの中で、送受話器を握ったまま死んでいた。

・昭和35年まで「一般の用例としては男子は『オイオイ』、女子が『モシモシ』を多用」していた。
その他として昭和40年代、地方の旧家では家の中に公衆電話ボックスのような電話室があったそうです。周りの雑音防止であり、高価な電話を格納しておくための場でもあったようである。

 「iPhone」に「iPad」と電子デバイスは日々進歩し、
その分社会は便利になっている。
でも、ほんのちょっと前には、ここに記したような電話の現代史があったのである。
未来予測は無意味であるが、
きっと後何十年かしたら、
昔の人は位牌のような形をした携帯電話を常時携帯して、
電話をしたりゲームをしていたと歴史書に書かれるかもしれない。
コメント
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