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「ニュース報道における顔写真」

2010-08-24 16:56:50 | Weblog
 夏の期間は、なんとなくテレビを見る機会も多い。
何も考えずにテレビを見ていても、とても気にかかることがある。
それは被疑者の顔写真だ。
ニュースで放映されていた私立高校教員殺害の被疑者の妻の顔写真は、
約30年前の高校生の時のものだ。
殺害を指示したとされる30代後半の被疑者男性の顔写真は中学生の時のものかもしれない。
それらがひっきりなしに使用され放映されていた。
20代半ばのもうひとりの実行犯のすし店の経営者の写真のみが、
すし店主の身なりのものが放映されていた。
最も若い人が、最も年齢がいっているように見えてしまう。
疑問をいだかずにはいられない。
火災に遭われ亡くなった方の顔写真が必要な場合には、
まず焼け跡の仏壇を当たってみることが記者として鉄則だそうだ。
記者クラブにつめていて事件事故現場に警察から向かう記者が行なう行動であると
大手新聞社の論説委員の方から聞いたことがある。
仏壇には被害者の顔写真も残されている可能性が高いそうだ。
別の事件では“痴漢して逃走”の警官が出頭、盗撮で逮捕という事件があった。
当初の報道では、顔写真は公表されず、
お台場のイベント会場や所轄の警察署が主に映し出されるだけで、
たんたんとアナウンサーが事件について情報を読み上げていた。
容疑者が勤務先の山梨の警察署に自首したことを報道する際にも、
警官としての身分証明写真ではなく、
中学生の時の卒業アルバムからとってきたような顔がテレビ画面の上端に映し出されていた。
警察とマスコミの関係は密である。
警察署内にマスコミ記者用のデスクもあるわけだから、
警官の情報網を利用すれば顔写真程度ならば簡単に手に入るはずだ。
であるのに、なぜだろうかという疑念をいだいてしまった。
さらに、飲酒運転をした弁護士がひき逃げ事故をしたという報道もはなはだ疑問である。
この場合には、事故現場の映像や被害にあったタクシーが中心に放映されるだけである。
容疑者の氏名は公表されても顔写真は一切でていない。
彼は検事に促されて、自首してきたそうだ。
身分を名乗って自首することで警察に対して「見えない力」がかかっていると思えてしまうのは私だけであろうか?
弱い物は徹底的にたたき(放映し)、強い物には穏便にという報道姿勢があるように疑われてしまわないだろうか?

飲酒運転でひき逃げ容疑、弁護士を逮捕
コメント
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