実家は新幹線の線路からそれ程離れていない場所にある。
新幹線が通過するたびに家が揺れていたことは体が覚えている感覚だ。
新幹線が急激に走り過ぎていく揺れと音に初めての人はびっくりするかもしれない。
新幹線が通過するたびにテレビの受像電波が乱れてもいた。
その対策としてある時期から難視聴対策として
共同アンテナケーブルが利用されるようになった。
それはケーブルテレビではない共同のケーブルだと記憶している。
そんな実家でも最近テレビを大型のチデジ対応テレビに買い替えた。
しかしながら、
折角画像が綺麗なデジタル映像を受信できるテレビを購入したのに、
未だにアナログ放送を受信している。
その理由は簡単だ。
現在見えているテレビ東京の番組が見られなくなってしまうのだ。
子どもたちは、多くのアニメ番組が見られるテレ東が大好きだ。
おはスタ、NARUTO、遊☆戯☆王、ポケットモンスター ・・。
チデジにすると静岡の放送局しか見られないのだ。
静岡第一テレビ(日テレ系)、
テレビ静岡(フジ系)、
静岡朝日放送(テレ朝系)、
静岡放送(TBS系)。
なんとも不思議な、そして訳の分からない話である。
チデジにしないとテレビが見られなくなる。
チャラクターのチデジカ君とチデジ大使たちがチデジへの移行をあおっている。
チデジに移行すると地方の民放局しか見られないなんて・・。
今までは見えていた放送局が見られなくなるなんて・・。
台風による甚大な被害を被った奄美大島は数日間携帯電話が不通になっていた。
かりに東京にいて奄美の現地の詳細な情報が欲しい場合には
インターネットを検索するであろう。
しかしながら
今回はインターネットで奄美情報の更新はしばらくなされなかった。
奄美情報は携帯電話の不通期間と同じ日数、
更新されなかったのである。
インターネットに加えて
ローカルテレビの視聴という手立てがあっても良い気がする。
当たり前の話だが地方局のニュースの中心は地方そのものだ。
地方ニュースを視聴できるだけで安心感が増すかもしれない。
14日(日)には、
高校サッカー選手権への出場をかけて母校が決勝戦を戦うらしい。
もちろん県内全域は生放送でテレビ放映もされる。
私もできれば生でテレビ番組を視聴したいのだが、・・叶わない。
インターネット登場の前後を経験してきているだけに、
チデジで変わることの変化の物足りなさを感じてしまう。
まず、既得権益の保護ありきで計画がされていないだろうか。
総務省や東京にあるキ―局の既得権益保護の為のチデジでは視聴者に背を向けられてしまう危険性大だ。