「ナウい」は1970年代後半まで流行した若者言葉だ。
当時流行ったTBSの番組タイトルは「ぎんざNOW!」。
関根勉などのデビューの切っ掛けとなった番組だ。
そんな時代の若者はもう50歳を超えている。
今となっては死語となってしまった「ナウ」。
懐かしい言葉である。
そのような訳でそれを殆んど耳にすることも無い言葉だが、
近頃、それを目にする機会が増している。
それはツイッターを見ているとたびたび登場する「ナウ」だ。
そういえば新潟のYさんのツイッターにも、
たびたび出てくる“なう”。
「・・当確なう」
言葉は時代とともに変化している。
もちろんカタカナ表記とひらがな表記では、
音による違いの認識は不可能なので、
ナウいをしっている世代の人は懐かしさを感じるかもしれない。
また、当時の言葉ナウいを知らなければ
今風のツイッターで多用される流行語として認識されるのかもしれない。
昨日、湯山玲子さんの『女装する女』を読んだ。
男性がどんどん「女性化」している という。
身近にいる高校生は確かに校則で決められた髪型があり、
そのルールの境界線上の髪型かどうかを検査する場合がある。
検査で髪をカットするか、
しないかでこだわりを見せるのは男子高校生だ。
最近ではどちらかと言えば女子生徒の方が潔いのである。
「草食男子」と言う言葉も流行っている。
少子化の影響からか一人っ子も増加。
暑くも寒くもならないような一年中快適な個室で育つ彼らには
親から、体と心にたっぷりの栄養を与えられてもいる。
そんな優しく、従順で、
しかも架空の女性にも興味をいだいている
育ちの良い彼らの中には
秋葉原に行くことを好む者も多い。
アニメ、フィギアを愛好していることを口外している男性も増加中だ。
そのような日本男児を振り向かせるために、
女性は必死に「女装」する手立てをするのしかないのかもしれない。
IKKO、假屋崎省吾、KABA.ちゃん、真島茂樹、はるな愛、
ミッツマングローブにマツコデラックス。
テレビ業界では飽きられては、
次から次へと使い捨てにされる
「女装する男性」たち。
オペラ、バレーで「男装する女性」は、
その姿でタレント活動しているタレントはまだ殆んどいない。
今後、増えるのであろうか?
今後、「男装する男性」も出てくるのであろうか?
今宵も疑問はつきそうにない。