先週の金曜日は採点のための自由勤務日。
職場で採点をしてもよいし、
自宅で成績計算をしても良い日だった。
午前中のテレビ番組は、
コント55号の坂上二郎さんが亡くなった話をどの局も取り上げて放映。
飛行場でのインタヴューに応える
相方の欽ちゃんの映像が何度も繰り返して放映されていた。
おひょいさんにキンキンなど、
昭和9年生まれの友人のコメントが紹介されてもいた。
いつも通りワイドショーでの取り上げ方が紋切型でクドイと思いながら、
TVを観るのはさっさと切り上げ採点計算に着手した。
集中して、仕事に取り組んだので14時30分には、
ほぼ80%の仕事をやり終えることが出来た。
気分転換に出かけたショッピングアーケード。
到着したのは14時45分位だった。
その数分後、大きな揺れを感じた。
頭上に目をやるとなんとアーケードが横に揺れながら
ガタガタと大きな音をたて揺れていた。
今にも、アーケードの屋根に組み込まれた
明り取りのアクリル板が落ちてきそうだった。
パニック映画を見ているように
多くの人びとが悲鳴をあげながら
アーケードから離れようと走っていた。
私もその群衆の中の一人だった。
大きな地震ということしか分からなかった。
携帯電話はすぐに使用できなくなった。
ネットはつながり、東北地方で大きな地震が発生したことを
ヤフーニュースで確認できた。
道路に立っていられない大きな揺れ。
怖くなって、すぐに帰宅した。
自宅では簡易式の本棚が倒れて、
自分の部屋に入れなくなっていた。
職場にも宮城県の女川出身の方がいる。
実家は網元をされている。
未だに連絡がとれないそうだ。
本当に心より被災された多くの皆様にお見舞い申し上げます。
この数日間はテレビに釘付けだ。
テレビを見ていて気になったことを記しておきたい。
震災から2日間は民放も殆どCMを入れなかった。
今日は震災から4日が経過しているが、
民放局にCMは殆どみられない。
このような時期にCMを流すことのマイナスを考えて、
番組スポンサーになっていないのであろう。
昨日からやけに「AC」の広告が多い。
しかも、助け合いを促す暗い感じのコマーシャルばかりだ。
ん~。
地震名称が、各報道において微妙に異なっている。
「東北関東大震災」「東日本大震災」「東北・関東大地震」
「東日本巨大地震」「東日本大地震」
然るべき機関が決定すべきではないかと思うのだが・・。
これらの名称利用にも混乱の跡がうかがえる。
同様に警報・警告の色使いの違いが気になった。
津波注意報は、全局「黄色」。
津波警報は、「桃色」か「赤色」。
大津波警報は、「赤色」、「桃色」、「橙色」、
NHKは赤と白を使用していた。
これなども、使用の際の色を統一したほうが良いのではないだろうか?
さらに政府や東京電力からの曖昧な発信が気にかかってしまう。
「爆発的事象があった」は、爆発したとは違うのだろうか?
「炉心溶融否定できず」は、
否定できずとはマイナスとマイナスで肯定的な表現だ。
責任不在で、あいまいな表現だ。
東京でもこの数日間、ガソリンスタンドには給油待ち車の長蛇の列。
スーパーやコンビニからは、パン、カップめん、
トイレットペーパーが消えている。
自宅前の米屋も昨日から店舗を閉めている。
予想以上の人々が買いだめしているようだ。
私は当時まだ小学生だったが
オイルショックのトイレットペーパーの買いだめを経験している。
現代において、
トイレットペーパーの買いだめは不必要ではないかとも思っている。
しかしながら、
スーパーの棚に食料品が何もないのを見るとそれはそれで心配である。