全国の小学校数は約2万2700校。
中学校数は約1万1000校。
その中で図書館に新聞が置かれている学校は
小学校で約17%(約3800校)であり
中学校で約15%(約1650校)だけだそうだ。
そこで全国の全ての小・中学校に新聞を一紙配置するそうだ。
ちなみに
全国紙の各発行部数は下記の通りである。
「読売新聞」9,947,841部
「朝日新聞」7,955,595部
「毎日新聞」3,454,981部
全体の購読数を上げるには各学校への配置数など
それほど影響を及ぼすものではなさそうが、
各家庭での新聞定期購読が減少している状況下においては
学校に置いて無いよりはあった方がベターである。
しかしながら、
単純に国家予算を計上して新聞を配置するだけでは
有効活用されないことが目に見えている。
なぜならば
殆どの公立学校に設置されている図書館が、
利用しづらい最上階にあったり
ほとんど常に閉まっていたり、
専門職として学校司書教諭が配置されていない等、
問題は根が深いのである。
私の職場ではA新聞とM新聞が図書室に置かれている。
M紙の購読者が少ない(発行部数が少ない)為か?
紙面が少ないのだから、記事が少ない。
さらに、広告がやたらと多い。
都内だけなら実質100万を切っているのではないか?
という専門家の話にも頷ける。
私としては新聞としての物足りなさも感じてしまうのである。
そもそも新聞って面白いよと上から言っていてもダメだ。
「新聞って面白い!新聞って興味深い!」
と子供たちも感じられるような新聞であれば
ずっと大人になっても購読を継続していくに違いない。
新聞を定期購読していない私が言うのだから間違いない・・。
車についても新聞と同じようなことを感じている。
自動車免許新規取得者が減少しているという。
1990年の745万から2010年の521万への減少だ。
ジャンレノ(ドラえもん)、妻夫木聡(のびた)
といった人気俳優を登場させた実写版ドラえもん
のコマーシャルでどこにでも行ける車を運転するために
免許取得をオモシロ、可笑しく暗示している。
さらにトヨタ社長は自らレーシングスーツを纏い、
FRのスポーツカー、
86(ハチロク)を若者に楽しんでほしいと訴えてもいた。
しかしながらスポーツカーは、
オジサンが楽しいよと教えるものではなく、
若者自らの意思で乗ってみたい
と思うような車であることが大切なような気がする。
スマートホンの利用など情報取得にお金がかかっている。
都内に住んでいれば、
どの地下鉄に乗ったらよいか分からない程
複数の選択肢が用意されている。
駅にはレンタカー会社が必ずあり、
住宅地のちょっとした規模の駐車場には
数台のカーシェア用の車が並んでいる。
派遣など、労総条件の良くない職場での若年労働者が増加している。
給料は上がらないのに、
都内で月3万程度と駐車場料金は下がらない。
「若者市場」の掘り起こしも重要だが、
「高齢者市場」「超高齢者市場」に対応した全く新しい視点での車作りや提案の方が
更に重要な気がするのだが・・。
軽微な運動を兼ねた年寄り向けのマニュアル車があってもよいかもしれない。