日本の総理大臣は在任期間が短いことがたびたび指摘されてきていた。
就任時が支持率のピークであり、後は下降していくのが通例だった。
この何十年に渡って同じようなことが繰り返されてきている。
政権が変わっても、この流れには変化は殆どなかった。
劇場政治を標榜する小泉元首相の在任期間が長かったくらいしか記憶にない私です。
しかし、今回は違うと各メディアが書き立てています。
それは安部総理の支持率は就任時の高率が維持されたままだからです。
「アベノミクス」、TPPを始め、
次から次へと飽きられる前に策を投じていることが原因なのではないかと思います。
まさに、それはマーケティングの手法と同じようです。
今夏の参議院選挙までは、この調子でいくのではないかという評論家の見方が一般的です。
昨日、久しぶりにお会いした70歳になる株式投機が趣味の老人はアベさんのお陰で笑いがとまらないとも話していました。
しかしながら、私は安部首相のメディアへの登場に
少々、「疑い」や「うさんくささ」を感じています。
その疑いが真実ならば、
政策もうまくオブラートに包んだものが多々あるようにも感じます。
かつてレーガン元大統領やアーノルドシュワルツェネッガーカリフルニア州元知事は俳優であった時の知名度を活かして政界へ進出している事は周知の事実です。
日本でも、現在の森田健作千葉県知事やそのまんま東さん、そしてかつての参議院全国区への立候補者等は俳優、作家など有名な人びとが政党に担ぎ出されて立候補していました。
今回の「疑いやうさんくささ」は、その逆パターンかもしれません。
政治家が、人気を維持させる手立てとしてテレビに映し出されそうなイベントに積極的に登場しています。
このゴールデンウイーク中の芸能ニュースでも
安部首相がEXILE(エグザイル)の東京ドーム公演に登場。
ライブ中にATSUSHIが観戦にきている安部首相を紹介していました。
それに応える為に起立して笑顔で手を観衆に振っていました。
何ともうさんくさい!
一般客として、お忍びで来ているのなら許せるが・・。
これは周到に準備された演出に違いありません。
政治と芸能の癒着。
同じように、総理は5日には東京ドームでおこなわれた国民栄誉賞の表彰式に登場。
長嶋、松井両氏に国民栄誉賞を手渡すことに加えて
ジャイアンツ戦の始球式にも「審判」として登場していました。
「イベントのうさんくささ」とそれを先導したであろうと思われる
ナベツネと政界の繋がり。
長嶋さん~、松井さん~と彼らが思い描いた人気上昇の策に陥らないように注意した方が良いと思うのは私だけでしょうか。
あんな古典的な手法?
いまさら、巨人軍?
いまさら、自民党?