「家庭サービズ」私にとっては死語に近い言葉です。
先日の連休で、それに近いことを行ないました。
お台場か?横浜みなとみらいか?
どちらもここしばらく、行っていなかった場所です。
休日の人ゴミ(人混み)が大嫌いな私は、
そのような繁華街に行きたくないのですが・・。
今回の連休は台風が接近中。
大雨や風が吹き荒れる中なら、
繁華街も閑古鳥が鳴いていることを期待して、
結局、お台場に行きました。
かつて臨時駐車場となっていた場所には
ダイバシティ東京というショッピングビルやガンダム、
そして首都高速上には大きな幅の橋もかけられ
信号待ちして道路を渡らないでメディアージュ、フジテレビ、
ダイバシティー、パレットタウンへと歩いて移動のできる遊歩道ができていました。まさに浦島太郎状態でした。
アクアタウン内レストラン街は団体観光客向けのバイキング形式のレストランの数の多さに驚かされました。
当日はカリフォルニアの気分を味わえそうな”THE OVEN”にて食事。
たまたま案内された席は、正面に海が見える特等席。
1800円のバイキングにしては、
座席場所を含めてもちょっと得をした気になりました。
他の場所では大人気の一階下にある「シズラー」が閑古鳥状態な理由も判ったきがします。
ショッピングするものもありませんし、
そんな欲望も湧いてきません。
そこで久々に映画を見ることにしました。
夫婦割りで2人で2000円。
「風立ちぬ」という宮崎俊監督作品を鑑賞しました。
封切りから随分時間も経っていますし、
休日とは言え、夕方4時からの上映なので空いていることを期待したのですが、
劇場内はかなりの数の観客。
8割位の入りでした。
「千と千尋の物語」や「もののけ姫」の延長線上にこの作品を期待してしまったので、私としては少しガッカリしたというのが感想です。
宮崎監督はこの作品を最後に引退するそうです。
これはあくまで想像ですが、
自分の作りたい作品が作れないという理由での引退表明であると思います。
年齢からくる体力的な限界は表向きの話しであり、
スポンサー、その他の意向を聞き入れて
売れる映画を作らなければならないことへの反抗だと推測してしまいました。
エンドローリングには
ユーミンの「ひこうき雲」が流れていましたが
本編には楽曲は一切流れません。
コマーシャルで印象づけるために
既に聞き覚えのなるこの曲を採用した意図が見え見えです。
さらにエンドロールには複数の電通関連会社やそのメンバーの名前、
携帯電話のキャリアのau等々。
様々要求。
あれも、これもで結局焦点が絞れていない作品になった気がします。
海外の映画祭ではそれをダイレクトに批判され、批評されたに違いありません。
後味の悪い映画鑑賞後にフードコートで軽めの夕食を食べてから帰宅。
久しぶりに観光気分を味わった一日でした。