テレビ番組が面白くありません。
面白くない原因として、テレビ以外に面白いものが増えたことが指摘されています。
私が思うに、面白くない理由の一つは番組の類似性だと思います。
ザッピングしても(チャンネル変えて)
どこの局の、どの番組も同じような企画の多さに本当に驚いてしまいます。
最近の外国への旅番組の多さには驚かされます。
例えば、テレビ朝日「世界の村で発見!こんなところに日本人」
日テレ「アナザスカイ」
TBS「世界不思議発見」
TBS 「7つの海を楽しもう!世界さまぁ~リゾート」
テレビ東京「ありえへん○○世界」
テレビ東京「世界なぜそこに!日本人」
フジTV「世界行ってみたらこんなトコだった!」
本当にどこを見ても似たりよったりのテレビ番組です。
企画としてはタレントやお笑い芸人が海外を旅するというパターンが多い気がします。
どこかの局で視聴率がある程度とれる番組が放映されると、
どの局も遅れないように同じような番組を放送し始めます。
つまり、数字のとれる番組をまねるわけです。
飽きられる前に、放映日を変えてここぞとばかりに放映します。
それは、人気のある希少な魚の乱獲にも思えてしまいます。
番組も飽きられるでしょうが、
テレビ局の場合に絶滅するのは、テレビキー局本体なのですが・・。
そもそも、そのような視聴率が取れそうな企画はマーケティング調査に基づくものです。
調査結果に基づき放送作家が企画するのですから同じようなものになるのは当たり前です。
かつて、自動車に面白みを感じない時期がありました。
普通の車でもあまりにも空力抵抗を重視したような車体デザインを意識してデザインしたために、どの自動車メーカーの車体デザインも同じようなものになってしまって魅力を感じなくなったというものです。
テレビ番組に見られるように最近の流行は「グローバル」です。
文科省が「グローバル」という言葉を多様しているからに違いありません。
文科省採択の「グローバル30」。
日本学術振興会の「スーパーグローバル創世支援」。
その流れに乗って「グローバル」のついた大学学部が登場し始めました。
法政大学グローバル教養学部
同志社大学グローバル・コミュニケーション学部
多摩大学グローバルスタディーズ学部
上智大学総合グローバル学部
駒澤大学グローバルメディアスタディーズ学部
英語を重視しているようですが・・。
上に例示した学部の違いが学部名だけでは私にはまったく判りません。
グローカル学部ってつくったら面白いと思うのですが・・。