「AKB48」の新曲『ハロウィン・ナイト』を聴いていると80年代のディスコサウンド調であり、当時の映画『サタデイナイトフィーバー』を思い出してしまいます。
なんとなく、懐かしさを感じてしまう曲調です。
また、その曲は2000年に発売された「モーニング娘。」 の『恋のダンスサイト』にも曲調が似ていて、レコードの回転数を変えることでさらに似るようにも思われます。
ネット検索してみると、すでにそれらの指摘が8月下旬にはなされているようです。
さて、新曲をリリースする毎にCDを100万毎以上売り上げるAKB48について批判的な声も聞かれますが、音楽業界、特に産業として音楽に携わっている人々にCD売り上げという観点では多大なる貢献をしていることは間違いありません。
ということで、CD(それ以前のレコードも含む)売り上げについて調べてみました。
まず、売り上げトップ5は以下のようになっています。(単位:万枚)
1 およげ!たいやきくん 子門真人 1975/ 457.7
2 女のみち 宮史郎とぴんからトリオ 1972/ 325.6
3 TSUNAMI サザンオールスターズ 2000/ 293.6
4 だんご3兄弟 速水けんたろう、茂森あゆみ 1999/ 291.8
5 君がいるだけで/愛してる 米米CLUB 1992/ 289.5
次にみる数字は過去10年間のCD売り上げトップです。
2005年 青春アミーゴ 修二と彰 94.5万枚
2006年 Real Face KAT-TUN 103.8
2007年 千の風になって秋川雅史 111
2008年 truth /風の向こうへ 嵐 61.8
2009年 Believe /曇りのち、快晴 嵐 65.6
2010年 Beginner AKB48 95.4
2011年 フライングゲット AKB48 158
2012年 真夏のSounds good ! AKB48 182.0
2013年 さよならクロール AKB48 199.5
2014年 僕たちは戦わない AKB48 199.5
上のデータから判るのはジャニーズとAKB48で占められていること
AKB48のファンは握手券を求めて何枚も購入しているので、
実質的には3分の1程度以下にした販売数が実際の実力ではないかとも思われます。
私はアイドルとしては、AKB48よりも乃木坂46の方が昭和から続くアイドルの路線を踏襲していると思います。(個人的な趣味嗜好かもしれませんが・・)
歌詞に登場する一人称が、全て「ぼく」で統一されています。
♪僕が死んだ日の ことを…ずっとそばにいたいけど別れはやって来る
「僕がいる場所」
♪僕が君を初めて意識したのは去年の6月
「君の名は希望」
いずれにしても
時代とともに歩む歌謡曲って何でしょうか?
「ポピュラーミュージック」って何でしょうか?
興味がある方は、宮入恭平さんの著書をぜひ読まれることをお薦めします。