○国際移住者数の推移
換言すれば移民の受け入れ状況です。
2013年の国際移住者率データでは、
日本 1.9%(2437人)
米国 14.3%(45785人)
ドイツ 11.9%(9845人)
英国 12.4%(7824人)
フランス11.6%(7439人)
カナダ 20.7%(7284人)
イタリア 9.4%(5721人)
アラブ首長国連邦 83.7%(7827人)
カタール 73.8%(1601人)
クエート 60.2%(2028人)
G7においては日本の移住者率の低さが際立っています。
知人の話では日本で働くことを夢見て多くの優秀な若者たちが日本にやってきて日本の大学で学んでいるそうです。
彼の勤務する大学のある学科では新入生の内90%以上が外国人の学生とのこと。
(中国、ベトナム、ネパール、ウズベキスタン・・。)
近い将来、移民に関して何らかの規制緩和は必要となりそうです。
最低限、日本で学士号を取得するなどの条件設定をすることで
日本で働きたい外国人学生に夢と意欲を与え、
定員に充足しない大学には学生数増をもたらすような気がします。
◯人口動態(人口千人あたり)
出生率 死亡率
日本 8.1 10.1
韓国 9.6 5.3
中国 12.1 7.2
アフガニスタン 41.7 9.6
ウガンダ 45.8 11.4
手元にある資料では自然増加率がマイナスなのは日本だけです。
出生率が高い、つまり乳児幼児での死亡率が高いのはアフリカの国々です。
◯年齢別人口構成
0~14歳 15~64歳 65歳以上
日本 12.9 62.1 25.1
韓国 15.7 73.1 11.8
中国 16.4 73.9 9.7
カタール 13.7 85.5 0.8
日本の国民の4人に一人が高齢者であるということが数値から明らかです。
ちなみに日本に次いで65歳以上が多いのはイギリスの16.4です。
◯人口高齢化の推移と予測(%)
1990 2000 2010 2020 2030 2040 2050
日本 12.1 17.4 23.0 29.1 31.6 36.1 38.8
韓国 5.0 7.3 11.1 15.5 23.4 30.5 34.9
中国 5.8 6.9 8.4 11.7 16.2 22.1 23.9
ベトナム5.7 6.4 6.5 8.2 12.9 17.9 23.1
2050年には日本の高齢者は約40%にも達します。
多かれ少なかれ、高齢化はどの国にとっても解決しなければ泣かない問題となります。
そういう意味では他の国々も日本の対応を見守っているということも理解しやすいと思います。
◯都市人口割合の推移(%)
1980 1990 2000 2010 2014
日本 76.2 77.3 78.6 90.5 93.0
韓国 56.7 73.8 79.6 81.9 82.4
中国 19.4 26.4 35.9 49.2 54.4
国が豊かになると人々は都市に住むようになります。
企業が大都市にあるからに他ありません。
最近では、地方創生や介護も充実しているので地方移住を勧めているようです。
しかしながら、年を取り体が弱るからこそ都市に住むことの方がメリットが多いことは間違いありません。
自動車の運転もできなくなると、病院に行くことさえ大変で1日がかりです。
都内には大きな総合病院がいくつもあったり、コンビニも自宅から近いなど便利さは老人にこそ役立つものかもしれません。
よく報道される人口問題も数値からさらに見えてくることや数値が物語っていることが見られます。
データ本には「そうなのか」ということに気付くことの楽しさが溢れています。
これを「アクティブラーニング」のネタとして使うつもりです。