新年度が始まります。
私は新入生450名からなる高校1年生担当の学年の代表。
新入生を集めて、一つだけ話をするつもりです。
それは、絶対に「イジメ」はダメということ。
高校生の90%以上がスマホを所有していることもあり、
ネットを利用した特定人物に対しての誹謗、中傷問題が毎年発生しています。
そこで行われる表現は一人称ではありません。
つまり、“I”でも”We”でもなく、自分や自分たちは含まれていない他者を排除し攻撃。
時に、同僚教員の中にはネットがイジメを発生させているという方もいますが、
私はその様には思いません。
ネットを介して新たな手段でイジメの助長、拡大や拡散をしているだけ。
先日、防災講習でも推薦されていた吉村昭『関東大震災』を読みました。
関東大震災では新聞社も被災し、新聞は発行不可。
9月1日から5日の夕方まで一切の新聞は発行されず、東京市民は報道による情報の入手ができなかったという事実。
ラジオの登場は関東大震災の2年後。
つまり、被災した住民たちには客観的な情報も全く得ることができませんでした。
地震により大火が発生して東京が焼け野原になったという事実のみは理解しても、なぜ大火が発生したのかについて、デマや流言が発生しました。
台湾日日新聞には「富士山爆発」の記事があり。
大火に関しては「社会主義者が朝鮮人と協力して放火している」という根も葉もない噂。
それを鵜呑みにした自警団に殺害された朝鮮人は約2600人もいるそうです。
さらに社会主義者の6歳の子供の殺害事件もありました。
噂やデマ、流言により、自分にとって「悪」となる者を口撃し、攻撃さえするという事実は当時も、今も変わっていないようです。
自分と違うパーソナリティー、
自分と違う学力。
自分に取り入ってこない気に食わぬ奴。
そんなイジメが発生しない様に釘をさしておこうと思います。
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先週の「防災士」についての1日に700pvを超える訪問者には驚きです。
ブログ開設以来の10数年の中で、それは最大の値を記録しました。
ご覧頂いた皆さまに本当に感謝いたします。
さて、「防災士」の最終筆記試験について、
「簡単であると言うネットへの書き込み」または
「筆記試験に落ちました」と言う自称アイドルの書き込みが検索されました。そこで、実際に受験しての助言を残しておきます。
問題形式は3択問題。
全問30題の70%正当であれば合格と言う試験。
設問を読んで、一般常識として約50%程度は正答できるくらいの質問内容。
70%以上を正答する方法ですが、
「本テキスト」に加えて
「防災士試験対策ブック」の100題からなる練習問題を解くことをお勧めします。
それを何回も解くことで、テスト対策は十分でした。
是非、参考にしてみてください。