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『猪狩誠也先生への感謝の言葉』

2018-05-22 07:07:07 | Weblog

東経大での指導教官は渡辺潤先生。

その私が渡辺先生以外で大学院在学中にたいへんお世話になった猪狩先生が4月下旬に亡くなったことを学会会報紙で知りました。

ここに謹んでご冥福をお祈りします。

 

それは今から約20年前。

先生はダイヤモンドビック社の取締役をされた後に東経大大学院で広報学を担当されていました。

私は「広報」とは何かもわからずに修了単位を稼ぐために科目履修登録をさせていただきました。

当時、広報について基礎的な知識もない私。

それにもかかわらず、先生の寛容さもあり先生から見捨てられることもなく、「かわいがって」いただきました。

ある授業の一コマでは、私に対して特別の課題も出されました。

「Mくん、この英文を訳してきて、みんなの前で発表してよ」と。

発表後に、君もそう解釈したかという賛同もいただけたことは記憶に残っています。

ほんとうに常に笑顔を絶やさないで、いつもニコニコしている先生。

 

2000年頃に、ぜひ広報学会に入会して学会発表しなさいよとの助言も先生からいただきました。

私はそれ以来、今までずっと広報学会員なのです。

 

学会の研究発表大会、そしてその後の懇談会に参加した際には、

まず、こちらからご挨拶をしましたが、

それに対して先生とは儀礼的な挨拶だけではなく、毎回、楽しいお話をさせていただきました。

私は2008年に学会広報紙に「PTA広報紙にもるコミュニケーションの過程と進化

という研究ノートを投稿しています。

実はその投稿前に、先生に原稿を読んでいただき内容についてのご助言をいただきました。

当時はすでに大学院を終えていた私。

つまり単なる元学生にも関わらずに、2回も個別に会って個別研究指導をしていただいたのです。

指導場所は、渋谷駅そばのエクセルホテルロビーだったと記憶しております。

こんなこと普通ではありえないことです。

今思い返しても感謝の気持ちでいっぱいです。

この論文タイトルの「〇〇の過程と進化」の名づけ親は猪狩先生です。

「進化と深化」という助言は忘れられないキーワードです。

 

実はこの訃報を耳にして、学会発表をしたいという気持ちが沸いてきました。

(感謝の気持ちの表現は墓参りではなく、発表だと勝手に決めた私です)

6月下旬に東京都市大学で発表会が行われます。

忙しいという言葉を出せないほど、忙しい日常です。

しかしながら、とにかく、何とか時間を捻出して発表準備をしていくつもりです。

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