趣味は何ですか?と聞かれると即答できません。
いっそのこと、「エロビデオを見ることです」と同じ質問を二度とされないように返答することも面白そうですが・・。
冗談であっても真実であっても、それを返答したらドン引きされること間違いありません。
仮に「犬と遊ぶこと」と返答したならば、パートナーに叱られそうです。
それは週の半分以上の散歩への連れ出しはパートナーがしているからです。
私がしているのは、温かい部屋で犬とじゃれ合うことだけ。
また、仮に「読書」と返答しても、それは自分の研究のための読書。
遊びのような、仕事のような微妙な位置づけです。
ということで、趣味は他人からの評価を高めてくれたり、低めたりもするようです。
私もちょっとかっこつけて、「楽器演奏」ですと答えたいとも思います。
例えば、「マンドリン演奏」を趣味にしていますと。
ところで、マンドリンの日本への伝来は約100年前。
マンドリンの日本での愛好者が世界で最も多いそうです。
それはとても不思議な楽器です。
バイオリンのように高価な楽器ではなく、どちらかと言えばリーズナブルな楽器。
つまり、庶民にも手に入れやすい楽器。
マンドリンというと、明治大学、古賀政男をイメージすることもあり高等なイメージもあるから不思議でもあります。
時代背景に応じて、趣味が変化しています。
何十年も前の私たちの時代(50年前)は、なぜか「切手」収集や「古コイン」収集、そして「プラモデル」作りが流行っていました。
不器用な私は、「サンダーバード2号」のプラモデル制作に苦労した記憶があります。
さて、先日ある研究会のJ先生の話では、80年代に流行った趣味は「パッチワーク」。
当時確かに、芸人ではありませんがキャシー中島さんがアメリカの古き良き田舎をイメージさせるようなパッチワーク制作者としてテレビで取り上げられていました。
現在では、自分で作るDIYがブームです。
タレントのヒロミやタッキーが住宅リフォームをすることがテレビ番組になっています。
同様にタレントでファッションモデルの森泉さんが、専門的な大工道具を使いこなして住宅のリノベーションをすることもテレビで放映されていました。
森泉さんの祖母は森英恵さん。
日本の高度経済成長期のファッションデザイナーとして時代を先導しました。
お孫さんの森泉さんは、若い女性にもかかわらずプロ用の大工道具を使いこなすことで住宅リノベーションを行うことで、多くの女性たちに影響を与えていると思われます。
住宅DIYブームも空き家が多くなってきている状況や低賃金などの諸条件がある時代に合わせての作られた流行に違いありません。