マンガを読むことが無い私ですが、
先日、床屋さんの待ち時間に理容師からあるマンガを勧められました。
お客さんが感動して、その本を寄贈したそうです。
そのマンガ本は、村上たかしさんの『星守る犬』です。
すごく感動という程でもなかったのですが
ほどほど感動。
亡くなった犬を想い出して、ガードレールのにおいをもう少しかがせてやればよかったというワンフレーズが心に残りました。
犬と散歩した経験のある方は思い当たる光景です。
電柱のにおいをかいでいる愛犬のリードを引いて電柱から引き離す経験。
多少の期待感もあり、帰宅後にネットにて無料で公開されている同タイトルの映画も視聴してみました。
マンガ作品がヒットして、その後に映画化。
よくあるメディアミックスの手法です。
映画の感想ですがマンガの内容に忠実にあろうとするあまりに動物の仕草にも不自然さが目立ち、私は違和感がありました。
マンガは吹き出し内の少ない言葉から読みとったり、感じたりする良さがあることを今回、再確認した次第です。
「ドアをあけると おとうさんは ねてしまった」
「そして そのまま」
「ずっと ねむったまま」
「もう にどと おきてくれない」
犬:おとうさん ぼく たいくつですよ!
さんぽに いきましょう!!
おとうさん たまには おふろに はいらないと
ものすごく くさいですよ!
あっ!こら むしっ!
おとうさんを かじるなっ!!
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「私は」
「私の犬に何をしてやったか?」
「・・・もっと遊んでやればよかった」
「もっとたっぷり散歩させてやればよかった」
「無理やり 引っぱらず 気の済むまで ガードレールやら 縁石やら 電柱のにおいをかがせてやれば よかった」
「もっと・・」
「恐れずに 愛すれば よかった」
愛犬家が読んだら、涙が出てしまいそうです。
そこで、さっそく、職場の同僚にも薦めてみました。
彼は電車の車内でこれを読んで涙が止まらなかったそうです。
私のパートナーにも一読を薦めました。
彼女の感想は、男目線で書かれた内容の一言。
確かにそうかもしれません。
愛犬家の方、またはこのマンガに興味を持たれた方の一読をお勧めします。