ほぼ、私立大学の合格発表が出揃いました。
そこで大学入試結果から今年の入試についての感想を書いてみます。
・指定校でも不合格者が出る。
指定校で受験する場合には殆ど不合格になることはありません。
その理由は入学者がいて、受験者が多いなど繋がりのある高校側に大学側が推薦を依頼するシステムだからです。
大学からの要望に応えて高校側から推薦された生徒を安易に落とせないのです。
しかしながら、数年に1名ほどは不合格になる場合も出ています。
例えば、面接試験が行われて、そこで数学の基礎的な内容を理解しているかどうかが口頭試問されるような場合です。
数学科を受験するに相応しくない実力との理由で不合格になった生徒も過去にはおりました。
関西では、随分前から指定校推薦試験でも学科試験が行われて不合格者が出ていたようですが、指定校試験で不合格になることは首都圏では極めてまれなことです。
しかしながら、それほどレベルの高くはないTF大学はこの数年間に渡って指定校推薦入試でも不合格者を出しています。
その理由は、ベテランジャニーズグループが登場するテレビ番組の撮影場所としてその大学のキャンパスが撮影場所となっていることで人気が出てきているからとも言われています。
ある大学では指定校で1名の受験生を確保するために指定校通知を10校に送るそうです。
偏差値が高い、レベルが高い大学程、指定校依頼する高校数は少なくなるのは当然です。
たぶん、TF大学の場合には、指定校に対しての応募予想よりも多くの高校からの反応(応募)があったと予想されます。
指定校推薦であっても不合格者を出す大学TFの評判は芳しくありません。
来年以降は出願させないように指導しましょうとの声が高まっているのです。
・補欠合格者数の多さ
収容定員8000人以上の大学を中心に定員管理の厳格化が2016年度から進んでいます。
入学者が定員の1.10倍以上になった場合、助成金をゼロにするという通達。
本年度も多くの補欠合格者が出ています。
SJ大学では補欠の●●番との合否発表がなされて、その番号が日々変わっていきます。
700人待ちの補欠合格者が昨日では200人待ちまでなったとの話もありました。
日々の減少を楽しみに毎日チェックしている生徒もいるようです。
今後、国公立大学の発表後に補欠合格者の繰り上り合格が発生します。
上位大学が補欠を合格にすると、殆どの大学で雪崩を起こすように補欠合格者の繰り上り合格現象が発生するのです。