コロナの脅威が一時的におさまっているように思われる。
学校においても学園祭は動画配信によるオンライン学園祭だったが、音楽鑑賞会は実施されることになった。
音楽鑑賞会では、年に1回オーケストラによるクラッシック音楽を鑑賞することを行ってきています。
今年は、なんとロックミュージック鑑賞。
「クイーン」と「ビートルズ」のトリビューンバンドによる演奏会となりました。
トリビューンバンドというとかっこよく聞こえますが
コロナ対策のために、隣席をあけての座席配置。
約1200人在籍する学校なので600人ずつ二分割しての二回興行となります。
当日の演奏は
ビートルズのLet it be
One After 909
Dig a Pony
I’ve Got a Feeling
Don’t Let Me Down
Get Back
クイーンのBohemian Rhapsody
Radio Ga Ga
Hammer to Fall
愛という名の欲望
We Will Rock You
We are the Champions
プロフィールの文言から抜粋すると
「・・CDでしか聞いたことがない若い世代にも、ライブバンドとしてのクイーンの魅力を伝えたいと願い、活動を展開・・」
「・・現在世界中で流れている音楽の原点はほとんどすべてビートルズにあり、音楽史史上の3大とは、Bach, Beethoven, Beatlesと言われるほど重要な存在・・」
「音楽教科書はもちろん、中学英語、高校世界史B、公民、現代社会、倫理まで、これほど教科書に紹介されている人物はビートルズ以外にはない。」
一言で言えば、今回の音楽鑑賞会は教科書にも取り上げられているロック音楽を鑑賞しましょう!という企画です。
クイーンやビートルズの当時の全メンバーによる生演奏は叶いませんので、当時の生音源を聞いたり、ライブ映像を聞いたり、トリビューンバンドによる演奏を聞くしか手立てはありません。
学校教育の一環としてコピーバンド(ニセモノバンド)によるロックミュージックの生演奏を聴くことに私は少々違和感があります。
制服を着用して、座席の所々には教員が座って生徒を管理しながらコロナ禍ということもあり基本的には黙ったままでロックミュージックを聞く。
ロックミュージックをハイカルチャー化していると思った私です。
この問題については、機会があればミュージシャンでもありポピュラーミュージックの研究者でもあり、ミュージシャンの「宮入さん」に聞いてみたいとも思っています。
多少、疑問点もあげましたがコロナの影響で研修旅行が中止、クラブ合宿中止、学園祭はオンライン。
学校行事がまともに実施できなかったので、今回の音楽鑑賞会は学校生活にメリハリをつけることにおいては有効に機能したと思われます。