コロナ罹患から約1ヶ月が経過。
やっとで、本来の体調に戻りました。
コロナ感染の蔓延で中止になってしまいましたが、本来であれば9月1日から北海道への旅行引率のはずでした。
その旅行の代替は、来年の2月か5月に実施したいと思っています。
さて、修学旅行について考える時に、移動手段のバスの中の生徒たちの様子に大きな違いがあるようです。
かつての修学旅行 での観光バス車内での楽しみ として、皆で同じ流行歌を聞くことがありました。
お気に入りの音楽が録音されたカセットテープをクラス内のボス的な生徒が持参。
バスガイドさんにカ移動中に車内でそのカセットテープの再生を依頼。
カセットテープの時代は車内の皆が同じ音楽を聴く時代 でもありました。
現在ではiPhone などの携帯端末等にお気に入りの音楽をダウンロードしたり、音楽をコピーしたりして取り込んだお気に入りの音楽を、生徒それぞれがイヤホンを使用して音楽を楽しむ 時代になりました。
移動中は、静かに音楽を聴いている生徒が多いわけです。
しかしながらで、完全にそれぞれが、各自のお気に入りの音楽をそれぞれのペースで楽しむかと言えば、そうではありません。
片耳のイヤホンを隣に座っている友人に渡して、同じ音楽を共有する傾向 がみられます。
友人たちとうまくやっていくためには、その音楽の良さを同意するという気遣いは必須です。
携帯電話を使用してネットサーフィン、ゲームなど時間の消費を容易に行うことができる時代です。
車内等での携帯電話の使用を禁止している学校は多いと思いますが、片耳に挿入されたイヤホンの有無に目くじらをたてずに黙認してしまう私なのです。
密室で移動する教室では、想定外の意見も発生します。
カセットテープの時代であれば、バスの最後列にもっとも手のかかる生徒が着座している傾向がありました。
彼らは身内への土産の品として「酒」を購入。
その酒の中身を水筒に入れ替えて、車内で水筒を回して飲んでいた時代もありました。
もっとも、今は酒の購入に年齢確認がなされるのでそれらの行為は不可能ですが。
現在では、密接であり、移動中の退屈な空間の車内においては、教室内よりも陰湿なイジメが発生しやすいと言われています。
例えば、教員に見つからないようにターゲットとしている級友の下着を剥ぎ、それを携帯電話で撮影して、SNSで発信。
以前よりも、観光バス車内で引率教員は気をはっていなくてはならないかもしれません。
基本的には、今日も、あすも教室は同じ場所にありますが、バスは移動してしまいます。
よって、乗車中の全生徒が下車した後の引率教員の仕事は忘れ物の点検があります。
網棚、座席、座席の網ポケット、床などの点検は欠かせないのです。
最近では、携帯電話の忘れ物やイヤホンの落とし物もあるのです。
そのような点検を常にしている私たちからすれば、園児を高温の車内に置いたままにしてしまうことなど想像できないのです。