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『タイアップミュージックと化粧品』

2022-09-20 07:07:07 | Weblog

80年代を懐かしむ声が時にあがります。

あくまで噂ですが、今年の紅白歌合戦のトリを務めるのは「中森明菜」ではないかとの声も聞かれます。

あいみょんの楽曲は「スピッツ」に似ているとの指摘もされているようです。

 

さて、ポピュラーミュージックはCMで採用されることを前提に企業とのタイアップとなることが多く、それが批判を受けてもきました。

例えば、80年代頃の資生堂とカネボウ化粧品会社は競ってキャンペーンソングを出しています。

資生堂 78年 矢沢永吉「時間よ止まれ」

カネボウ 78年 サーカス「Mr. サマータイム」

資生堂 78年 堀内孝雄「君のひとみは10000ボルト」

資生堂 79年 ツイスト「燃えろいい女」

カネボウ 79年 桑名正博「セクシャルバイオレットNo.1」

資生堂 80年 竹内マリア「不思議なピーチパイ」

カネボウ 80年 渡辺真知子「唇よ、熱く君を語れ」

資生堂 81年 矢野顕子「春咲小紅」

資生堂 81年 ナイアガラトライアングル「A面で恋をして」

資生堂 82年 忌野清志郎+坂本龍一「い・け・な・い ルージュマジック」

カネボウ 82年 山下久美子「赤道小町ドキッ」

資生堂 83年 EPO「う・ふ・ふ・ふ」

資生堂 83年 ラッツ&スター「め組のひと」

かねぼう 83年YMO「君に、胸キュン」

 *参考文献 指南役『黄金の6年間 1978-1983』

 

上記の限られた期間だけでも、いかに多くの当時の人気楽曲がタイアップミュージックかがわかります。

現在でも、資生堂やカネボウは有名な日本の化粧品メーカーですが、現代の若者はアットコスメなどのインターネットのサイトを利用して化粧品を購入しているようです。

80年代は、流行歌で流されるポピュラーミュージックで化粧品のイメージを膨らませて、時に憧れ、時に真似をするために有名ブランドの化粧品を購入していたことが考えられます。

現在では、アットコスメのサイトは化粧品の実際の使用者の口コミで満ちています。

サイトの書き込みを重要視して、商品購入をしているのです。

ちなみに口紅の本日のランキングは、ケイト、ディオール、セザンヌ。

よって、どんなにCMをうってもかつてのように商品はうれないのです。

CMを流しても、かつてのように売れなければタイアップして音楽を制作することにも力を入れなくなるのは当然です。

80年代はエンタメが輝いていた時代と言われますが、ことばを代えれば産業が元気であった時代であるという結論に辿り着きそうです。

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