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『パートナートナーは尊敬できる人物か』

2017-04-11 07:07:07 | Weblog

PTA学園広報誌へのコメント

PTA発行の広報誌には全教職員の顔写真とともに一言コメントが掲載されます。

今年のコメントは「尊敬する人」について。

30文字以内で書くようにという依頼です。

既に学内の掲示板に書かれているそれぞれのコメントを見ると「両親」をあげている先生方が多いようです。

「今の自分があるのは両親のおかげ」という理由が書かれています。

その他には、歴史上の人物が書かれています。

世界史や日本史を担当する教員としての専門家ならでわの文書。

その他、ウケ狙いとしてはアントニオ猪木をあげている人もいました。

 

 私がまず書いたのは「大学の指導教官」。

その理由は

「物事の考え方やライフスタイルについて教授していただいたので」

しかしその後、なんども考え直しました。

それは私の本心であるコメントをPTA広報誌に掲載することはやめようという決断からです。

そこで、再度PTAの保護者が発行する学内広報誌が求めているモノは何かを熟考。

閃いたのが「パートナー」でした。

実際に「パートナー」を尊敬していることは事実。

そのコメントは「ライバルであり、戦友であり、同じ道筋を歩む道連れだから」に変更しました。

 

複数の大学で非常勤講師をしているパートナー。

昨年も論文投稿。

今年も論文を作成している様子を見ていると負けられないという気持ちが湧いてきます。

「ライバル」として実際は負けているのですが、常に刺激をもらっています。

「戦友」については、親の介護と子育て。

子育てについては子どもも成長して落ち着きましたが、

ここには書けないような苦労も二人で経験してきました。

「道筋、道連れ」については尊敬する渡辺潤先生の『私のシンプルライフ』筑摩書房から抜粋させていただいた言葉です。

 

P.38 「道筋や道連れの自由な選択は、このように、多様な人間の出会いを可能にし、多様な生き方、多様な関係の仕方を実現する。しかし、運命的に定められた道筋や道連れの享受に比べ、自由に選んだ道筋は、また、簡単に見失いやすく、行き止まりにもなりやすい。」

 

P.42 「恋愛結婚とは、簡単に言えば、自分の心を占領する「この人でなければ」という感情を拠り所にして道連れを選択する手続き」

 

今まで夫婦として山あり、谷ありではありますが、

パートナーが尊敬する人であることに間違えはありません。

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