作品とは「自己の投影」である

2007-08-05 20:29:27 | レビュー系
作品とは、それそのものが社会状況を投影するのみならず、「感情移入」や「共感」という虚構を通して受け取り手の自我が投影される場でもある。まずはその事実を理解しないと、共感や感情移入が無意識の前提になってしまい、主人公の立場で考えるのではなく自分の側に勝手に引き寄せて、もっと言えば引き摺り下ろしてしか受け入れることができなくなる。 ではその前提(バイアス)に注意するとして、次にすべきことは何だろう . . . 本文を読む
コメント