この世界の片隅に:喪失、絆、偶然性

2016-12-20 12:13:57 | 本関係
前回の記事では、「この世界の片隅に」という作品が、再現度の極めて高いリアルな風景・生々しい人物同士のやり取りによって、受け手が戦中および戦後まもなくの世界を追想・追体験することのできるものとなっていること、そしてそれがこの作品のテーマ・方向性と密接に連動している点が非常にすばらしいと述べた。 以上のような特長を踏まえ、今回は私が本作を見て戦争を体験した身近な人たちについて何を思ったか(あるいはそ . . . 本文を読む
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