金峯山寺蔵王堂から左手に移動し、後醍醐天皇による吉野朝の残滓を見る。私は正統云々よりもむしろ、そのようなイデオロギー(cf.神皇正統記)がどのように成立したかとか、あるいは楠木正成にまつわる伝説のように、それが後世にどのような影響を与えたかの方に興味がある(ちなみに以下の動画は旅行より後のものである)。
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前回の覚書はリバタリアニズムの問題点や愛国と権威主義などを扱っていたが、今回のはどうも244で書いた体系化・構造化の欲望や、246の日本社会論の話に立ち返っているようだ。
最初の〈フラグ、意味論、間何か、自由意思で服属〉は「日本社会は近代化されていない」、「ゆえにそれを踏まえた脱構築のようなものがそもそも機能しない」というよくある話。近代化されていないということは . . . 本文を読む