A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

(66)ドバイの建築ラッシュ

2007年06月04日 11時02分55秒 | 南半球膝栗毛
第27日  3月8日 1/7
昨晩 正確には本日未明ドバイへ到着
すぐホテルにチェックイン。
本日は午前中はホテルでゆっくり出来るが
何は取り敢えず もう午前2時だ、眠らなければ。
予約してあったリムジンが正午12時にホテルに来る。

今日の予定はまず開発・発展が続くドバイの街を見学。
我々のホテルのある旧市街を抜け出し高層建築が並びつつある建設途中の街へ。
旧市街地から20キロぐらい離れた砂漠上に忽然と現れた街。
ある街は金融の街、ある街はエネルギー関係、ある街はIT関係 
ある街は流通関係そしてEtcEtc・・・

元来の石油埋蔵量の少なさの為 石油依存型経済からの脱却を志向せざるを
得なかったドバイは、『産業の多角化』を積極的に進めてきた。
その流れのなかで開設に至った『ジュベル・アリ・フリーゾーン(JAFZ)』は、
外資の直接投資の自由や外国人労働者の雇用の自由を完全に保障する経済特区で、
その性質から外国企業や資本の進出を促してきた。

旧市街地から放射状に建築中の街が点在し業種に特化した
その「フリーゾーン」を建設中なのだ。

道路工事と建物建設を平行して行っているので埃が立って大変。
道路は片道8車線。
勿論 鉄道の工事もやっているそうだ。

土地の人の話では世界中の建築用クレーンの1/4がドバイに集まっているそうだ。
本当かな?

世界一高いビル、ユニークなデザインの高層ビル
夫々のビルが自己主張して街全体の調和がとれていない感じ。
まるで建築のオリンピック。
街じゅう汐留化。





オラクル、シーメンス、マイクロソフト、IBMなど自社ビルがあり
世界的企業は続々ドバイに進出して来るそうだ。
フリーゾーンのビルやインフラが完成した時
本当に世界中から金や人材が集まって来るのだろうか。





現在はマレーシアのツイン・ビルが世界一のノッポ・ビルだが
このドバイのビルが完成すると世界一高いビルとなる。
カーブの付いた室内スキー場もある。



ドバイのウエルフェアーは凄い。
政府が住宅を建て廉く貸している。
教育・医療は無料 やたらに学校・病院が多い。
ただし この恩恵を受けられるのはドバイ人のみ。

ドバイに住んでいる人の85%は出稼ぎの外国人。
建設をはじめホテルマン・タクシー運転手まで
出稼ぎ外人がいなければドバイは成り立たない。

そして15%のドバイ人が王様の庇護のもと優雅なエリート生活を楽しんでいる。
彼らは肉体労働、サービス産業に着かないので我々旅行者は遠くから
白や黒の衣服をまとったドバイ人を見ることはあるが直接のコンタクトはなかった。
どんな人種かよく知らぬが世界中からこのドバイへ「優秀な人材」が集まって来た時
彼らはちゃんと自分の国を守れるのだろうか?







(65)ドバイ・マリオット

2007年05月27日 10時43分09秒 | 南半球膝栗毛
第26日目  3月7日
いよいよドバイへ。
早朝 暗いうちから起きだし空港へ。
空港への途中 黒人のゲットーの近くを通り過ぎる。
大変粗末な住宅群だ。
ここの住人は殆どの人が地方から出てきて職探しをしている。
定職が見つかればここから出てゆき又新たに地方からの人が
ここに住んで職探しをする事になるらしい。



ヨハネスブルグの空港は国際空港
中々立派である。



ヨハネスブルグより期待の「エミレーツ」でドバへ8時間弱のフライト。
エミレーツのビジネスクラスは他の航空会社のファーストクラスに匹敵すると
言われているがそれ程のことは無かった。
期待が大き過ぎて少しがっかり。

今回のツアー仲間の大半はそのまま日本へ。

我々はドバイで降りて真夜中 市内マリオットに投宿。





清潔な気持ちの良いホテルだ。

時間はもう明日になっている。午前2時だ。
明日のお昼からドバイ見物が始まる。
早々にベッド・イン。



(64)ヨハネスブルグへ。

2007年05月27日 10時02分49秒 | 南半球膝栗毛
第25日目  3月6日
今日は移動日。
朝ホテルの周りを散策、ゆっくりとした出発だ。
ビクトリア・フォールズ観光には
国としても大変力を入れている。
ホテル開所式には大統領も出席したそうだ。
中々立派なホテルだ。




三大瀑布を見学できたという心地よい満足感をもってホテルをチェックアウト。
空路ヨハネスブルグに向かう。

ヨハネスに着いたがスケジュールの都合で市内見物はなし。
ホテルへの沿道はよく整備されており黒人街もどこかにあるそうだが見当たらず。
ヒルトン泊。



アパルトヘイトの国だったが
今は白人・黒人共存している様子も見られる。



夕食後 市内見物をしたいと思ったがセキュリティの関係で思いとどまり
ホテルの窓から街を見た。
ただしこれはヨハネスブルグの郊外。





(63)ビクトリア・フォールズの日没

2007年05月27日 09時08分29秒 | 南半球膝栗毛
第24日目  3月5日 5/5
念願のビクトリア・フォールズを体全体で体感し大満足。
今日は目いっぱい観光をし心地よい疲れを覚える。
宿舎のエレファント・ヒルズに戻り暫し休息。

このホテルの従業員は皆フレンドリーだ。



内部のオーナメントは場所柄フォークアートの花盛り。
木彫り彫刻、陶器、民族楽器と色々有るが
家人は蔓とか草木で編んだ「籠・笊」がお気に入りのようだ。



夜は食堂で現地人ズールー族の踊り。
勝利を神に祈り、勝利した後は感謝の踊り奉げるという、
素朴な力強い踊りである。
獣の皮の衣裳も、太鼓も,原始時代からの様式は変わっていないようだ。
東京からのツアー客20人も踊りを楽しむと言うより踊りに参加していた。
我々グループと異なりお若い方達なので元気がよい。

日没が迫りビクトリア・フォールズの水煙が遠くに見える。



日がだんだん沈んで来ると綺麗な日没に変わる。




今日もよい一日だった。



(62)リバークルーズ

2007年05月26日 22時33分12秒 | 南半球膝栗毛
第24日目 3月5日 4/5
午後からは滝の上流のサンベジ河のリバークルーズ。
ビクトリア・フォールズに流れ込むサンベジ河の水量は豊富。

クルーズは小じんまりとした立派なボートで。
船内はマホガニーの内装。
バー完備。おつまみ・軽食も用意されている。



河は水深20メートルだそうだが雨季と乾期で水位が3メートル前後違うそうだ。
今は雨季なので沿岸の草木が沈んで水から生えているように見える。



沿岸の丘には野生のインパラ、
KUDUという鹿の一種も見える。
梢にはお腹の赤い小鳥。



水中には河馬が数頭が見れたのはラッキー。



河の中洲の島には大きな「蟻塚」もある。
蟻塚を見るのはオーストラリアの内陸の砂漠で見て以来 久しい。






(61)ビクトリア・フォールズ・ブリッジ

2007年05月26日 21時57分05秒 | 南半球膝栗毛
第24日目 3月5日 3/5
滝から流れ出た水はザンベジ河となりジンバウエとザンビアの国境を流れている。
河にかかる橋はビクトリア・フォールズ・ブリッジ。
長さ260メートル。
バンジー・ジャンプの名所らしい。



不思議な形の実を付けた木を見かけた。
ソーセージ・ツリーというらしい。
象が好んで食べるそうだ。



名前も判らない大きな虫いる。
現地ガイドも見たことがないと言っていた。
新種の虫?だとしたら大発見なのだが・・・・。



ホテルへの帰途土地の民芸品マーケットで木鉢3個を大商談の上ゲット。




土産物、民芸品が店内をはみ出し所狭しと並べられている。
価格は安いが面白い品物が沢山ある。
フォークアートの域に達している。


(60)ずぶ濡れ

2007年05月26日 15時55分58秒 | 南半球膝栗毛
第24日目 3月5日 2/5
世界3大瀑布の一つビクトリア・フォールズ
滝の見学は「滝の水煙、飛沫」対策で特製合羽を着た物々しいいでたち。



愈々滝に接近、物凄い轟音、水煙は150メートル上空まで上がっているそうだ。
最初は「霧雨」のようだったが滝に近づくと「豪雨」に。



豪雨のなか「台風の実況アナウンサー」のような気持ち。




風向きの関係で時々サーット滝の全貌が見える。



滝の景色、轟音、皮膚にかかる雨、口に入ってくる雨水 
視覚、聴覚、触覚、味覚が混然一体となって迫ってくる。
ビクロリア・フォールスは水量は・・・・
2分半で東京ドームの屋根まで一杯に溜まる水量。
因みにイグアスの滝は30秒、ナイアガラは7分。

今は水量豊富だか10~12月は滝の半分が水枯れするそうだ。
メインフォールスはナイアガラ・アメリカ滝の長さ3倍、高さ2倍で108メーター。
三大瀑布のうち 一番滝の落ち口の近くで見物でき迫力満点。




(59)愈々ビクトリア・フォールズ探訪

2007年05月26日 13時38分40秒 | 南半球膝栗毛
第24日目  3月5日 1/5
この旅の一つのハイライト ヴィクトリアフォールズの見学。

昨日カメラだけひと足お先に滝見物をしたが今日は実際に見ることが出来る。
期待が高まってくる。

滝への途中「インパラ」の家族に遭遇、幸先がよさそう。



ここは自然が相当保護されている。
大きな「狒々」が我がもの顔でノッシ・ノッシと歩いている。



大きな木が道端にある。
樹齢1500年、「バオバブ」と言う名前の木だそうだ。
象が歯が痒いときこの幹を齧る、
幹にはタップリ水分が含まれているとの説明。



そして一日花で雄・雌の木があり大きな実を付けている。
実は最初 緑でピンクに色が変わると食べ頃。
アボカドのような味だそうだ。



滝の入り口に到着
先ず滝の発見者に敬意を表してリビングストーンの銅像へ。



愈々滝に接近、物凄い轟音、晴れているのに「霧雨」のような滝の飛沫が降ってくる。



(58)ヘリコプター

2007年05月15日 13時31分44秒 | 南半球膝栗毛
第23日目 3月4日 3/3
ビクトリア・フォールズの「エレファント・ヒルズ」ホテルに着くと
早速ツアー仲間の芦屋マダム達はヘリコプターで滝壺遊覧にお出掛け。

ミスターマスダも誘われたがヘリは恐ろしいので
カメラだけマダムのお供をさせてもらった。
数ショット ヘリコプターより空撮してもらうようお願いした。

ヘリはパイロットを含め6人乗り。
勇敢な芦屋マダム夫妻とダンスの好きなH夫妻が乗り込んだ。
迫力満点の上空写真が撮れますよう
時間があったら、お預けしたミスターマスダのデジカメのシャッターも
押して頂けますよう。



ビクトリア・フォールズの地図。



滝全体の俯瞰写真、当然の事ながら地図とそっくり。



滝の接写。



一足お先にデジカメが滝見学。
明日は実際に滝の体感、期待が高まる。


(57)エレファント・ヒルズ・ホテル

2007年05月15日 13時25分22秒 | 南半球膝栗毛
第23日目 3月4日 2/3
ジンバブエのビクトリ・フォールズ空港に到着。
出迎えの車で今日のホテル 「エレファント・ヒルズ」に行く。
ホテルへの沿道で野生の狒々(ヒヒ)の家族、イボの猪の歓迎を受けた。



ホテルに到着したが結構暑い。
早速お風呂代わりにプールでひと泳ぎ。
プールサイドのバーのお兄さんがトロピカル・ドリンクを持ってくる。
ここは極楽・極楽。



我々の部屋は3階 ホテルのゴルフ場その先の密林がベランダからよく見える。



夕食はホテルでジンバブエの湖の魚カリバブレーブのソティ。
原住民ズールー族の原始音楽を聞きながら・・・・・



日没が美しい、
食後夜も大分更けてきた
十五夜のようなお月様。
明日に控えて早めにベッドへ。






(56)いざ ビクトリア・フォールズへ

2007年05月15日 12時35分14秒 | 南半球膝栗毛
第23日目  3月4日 1/3
今日は移動日。
ケープタウンのシェラトンから飛行場に向かう沿道で黒人の住むバラキ(バラック集団)を見た。
電気も上下水道も無いような劣悪な住居のようだ。
このバラキに住んでいる人が就職出来ると其処から出て行き
地方から職を求めて出て来た黒人がまた其処に住んで職探しをする
メカニズムになっている。

まだ夜明け前 イルミネーションに飾られたセレニティ号が見える。
これで本当にセレニティ号ともお別れだ。



ケープタウンの空港に着くとスケジュールに遅れが出ているとのアナウンス。
今日はヨハネスブルグ経由でジンバブエのビクトリアフォールズ空港へ行くだけ。
飛行機が遅れたって今日中に着けばどーって言うことは無い。



空港待合室で携帯を試みるが通信不能。
ボーダフォーンはアフリカでは駄目のようだ。
友達からのメールが電波の状態で偶然入ったが此方からも偶然を期待して
メールするしか方法なし。
毎回新しい都市に着く度にメールを期待するがドバイまで駄目だろう。

ビクトリア・フォールズ空港着陸直前にビクトリア・フォールズの水煙が
遠望出来たのは楽しかった。




ナイヤガラでもイグアスでも水煙を見ることが出来ラッキーと言う事か。

ビクトリア・フォールズ空港は最近お目に掛かったことが無いほど
お粗末なものだ。
ジンバブエへの入国ビザは空港カウンターで30ドル払ってOK.



このビクトリア・フォールズ空港の乗降客の85%は観光客だそうだ。



(55)シェラトン・ホテル

2007年05月12日 12時48分18秒 | 南半球膝栗毛
第22日目 3月3日 6/6
今日一日 長かった観光。
見学も終わりケープタウンの街に帰ってきた。
帰りのバスの窓からクリスタルセレニティ号の威容が遠望できる。
本当に良いクルーズだった。




今夜のホテルはケープタウンのシェラトン。
レセプションにはオールド・ケープタウンの大きな油絵が掛かっている。




天井も高く 壁には往時を偲ばす色々な帆船の油彩が飾られている。
歴史のある古い港町のホテルならではである。



レストランではラムの豪華夕食。
「鄙には稀なる」と言うべきか流石と言うべきか
大変ゴージャスなワイン・セラーが印象的。



3月3日、今日は雛祭り、
ツアーコンダクターのON嬢よりの心尽くしのお雛様の和菓子を頂く。

夜遊びに外出というアイディアもあったが
治安の問題で外出は諦めホテル内で過ごす。

明日からビクトリア・フォールへの旅が始まる。




(54)ボタニックガーデン

2007年05月11日 21時53分10秒 | 南半球膝栗毛
第22日目 3月3日 5/6
最後にケープタウン郊外にある植物園
「キルステンボッシュ・ボタニカル・ガーデン」を見学。
世界各地に植物園はあるが、世界遺産に登録されているのは、ここだけ。

国花のキング・プロティアや萱、極楽鳥花など豪華。






あちらこちらに、ホロホロ鳥の家族も散歩していたりして、驚きの連続であった。





(53)ペンギン

2007年05月11日 21時51分06秒 | 南半球膝栗毛
第22日目 3月3日 4/6
今日の観光は中々盛り沢山で忙しい。
次の見学はペンギンのサンクッチャリー。

ケープタウンにはペンギンを見学できる所が2箇所あるらしい。
一つはケープタウン沖にあるロベン島。
ネルソン・マンデラが監禁されていた悪名高き島だ。

この島には絶滅の危機にあるハナグロウやアフリカクロミヤコドリ、
そして2万羽のアフリカペンギンが生息している。
この島は主要な航路上に位置しているので、
重油漏れ船舶事故が海鳥に与える危険性は大きい。
最もひどかったのは2000年の事故。
1万3千羽のアフリカ・ペンギンが油まみれになったそうだ。

もう一つはケープタウンの南30キロにある「ボルダースビーチ」
我々はスケジュールの都合からこちらを選んだ。

バスを降りて歩く事10分、砂地を歩いて行くとゲートがあり、
そこを入ると手すりがついた木道になり、さらに進むとペンギンのコロニーに到達する。
彼らは南部アフリカにのみに生息するという体長約60センチの
ジャッカス・ペンギン(Jackass penguin)。



幅300メートルぐらいの砂丘と遠浅の海岸に
数えられない数のペンギンがヨチヨチ歩いている。

丘の側はペンギンの住居
卵を抱いたり、子育てをする場所。
所々に卵の殻が散見される。




丘では個人主義のように単独で行動しているように見えるが
波打ち際では軍隊のように統一行動を取っているように見える。



ここのペンギンはとにかく可愛い。
なにか我々は歓迎されているような気持ちになってしまう。



今日はまだ行く所がある。
世界遺産の植物園だ。
ペンギンが別れを惜しんで(?)くれる。



(52)喜望峰

2007年05月10日 21時37分24秒 | 南半球膝栗毛
第22日目 3月3日 3/6
続いて喜望峰・ケープオブグッドホープ
アフリカ大陸最南西の地点。

場所が最南西と云うだけで、その地点は海岸に突き出した
何の変哲も無いゴツゴツした小さな岩山。
何故かライン川のローレライを連想した。

世界名所 3大ディスアポイントメントと言うのがあるそうだが
それは、ベルギーの小便小僧、人魚姫の像、ローレライ
何か納得出来る様な気がする。
ここもそれに準じるかも。




沖から波がどんどん押しかけて来る。
風もビュービュー冷たいし将に”最果ての地”だ。
ミスターマスダの写真の腕前では
その荒涼たる雰囲気は表現しきれていないのが残念。




このケープ・ポイント、ケープ・オブ・ホープ(喜望峰)一帯は、
世界でも有数の景勝地の一つで、
近年は映画のロケや、日本でも、ここに至るドライブウエイは
高級車のコマーシャルにしばしば使われているようだ。
本当に美しい所である。

次の見学はペンギンのサンクッチャリー「ボルダーズビーチ」。
ドライブウエーでビーチに向かう道すがらダチョウの大群に遭遇。
自然保護地区になっているこの地域には、ダチョウを始め、
野生の鹿「ボンテボック」やチャグマヒヒが海辺で自在に遊んでいる。
1200種類にも及ぶ植物も自生しているそうだ。